人気ブログランキング | 話題のタグを見る

のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

TOKYO完走後記1

<よろこび?>
一夜あけた月曜は、普通に出勤して普通に残業して帰宅したら、さすがに夜は電池切れた。
それでも朝から、もともと応援するとアピールしてくれていた人達からお疲れ様と声をかけてもらってメダルを見せてまわる。よりによって朝から会議や来客が続いた一日なので、毎回マラソンの話題をふったりふられたりしつつで、ブルーマンデーいやな空気の中のつかみはOKだったのが愉快だった。
 俺もホノルルへ行く!と言ったきり実現していない、となりの部署の部長からは「フルのあと、普通に出勤していることがすごいよな!!」と変なねぎらいをかけてもらう。身体平気なのかって!?そんなわけない。椅子から立ち上がるだけで心でイテテテ、言っていました。
 また、一言もマラソンのことなんて話していないような人達からも、たくさん声をかけられた。いきなり「スカパーずっと見てたけどわからなかったんですよ」とか、「なかなかいいペースでしたね」とか。いつの間に知ってるの?どこで調べたの?と、メディアやIT技術の発達による想像もしない反応に驚く。どこかで小耳に挟んでて、ひそかに気にしてもらえてたのは嬉しいかも。
 そしておそらく「imusamさん、東京マラソンでたらしいよ。」というのが、その日じわじわと広まったようで、普段は仕事には関係のない部署の後輩が席まで来たと思えば「本当に走ったんですか?!」とか、トイレでは同僚が「もしやと思ったらやっぱり走ってたんだ~」とか、他部署の同期からも「完走したそうですね、おめでと~」とメイルなど、あれこれリアクションが続いた。
こういうのを『余韻に浸る』というのだろうな。
へそ曲がりなので自分の気持ちに素直になれなかったけど、東京で開催された大会だからこその新たな気持ちの高揚を感じる瞬間だ。

 当日の実録はまた別にかくとして、ゴールのあとはというと。
 最後はやはりヘロヘロだったし、感動というよりは完走できたこと、ダメージもほとんどなかったことの安堵感が大きかった。帰り道の駅での階段の上り下り時点ですでに足が痛かったけど、しばらくしてお腹が空いてきたので体調としてもOKサインで、今回の課題はひとつクリアである。慎重になりすぎたかもしれないけど、それでも約5時間走り続けたのはやっぱり苦しかった。身体中の疲労と脱力、筋肉痛が襲ってくるのがわかった。
 夜になっても調子は大丈夫ということで、NYのときのようにへなへなと寝込むことになったら、と思って参加の回答をできずにいた、走る仲間たちの打ち上げ会場に、せっかくだからと顔を出しに行くことにした。そこで。宴の途中、突然乱入したにもかかわらず、大声をあげて迎えてくれたみんなの反応が嬉しかった。そこで何かパッと気持ちが明るくなってきた。そうだよ、よくがんばったよ自分!という気持ちがやっと沸いてきて、「完走おめでとう」という言葉に素直に「ありがとう」って言えていた気がする。42キロ走った達成感がやっとキタ!という感じ。なんでだろう。フルマラソンの苦しみ、そして楽しみを知っている人達だからなのかな。走った人、ボランティア参加の人、応援してくれた人、初めて会う人もいるのに、すごいエネルギーみなぎる宴の短い時間で充電。一人だったら疲れたなあ・・・で終わっちゃってたかもしれない。
 
 遠くからの声。前夜からスタート直前まで携帯のメイルにたくさんの激励が届いた。アピールするのは苦手なので、あまり友人たちにも大きな声では言ってなかった。でも、さらっと交わした一言とか、ずいぶん前の話を思い出して、メッセージを送ってくれた。マスコミのチカラは大きいと思いつつ、やはり嬉しい。こういうことだって、今までない体験。

TOKYO完走後記1_d0036951_0111130.jpg

「がんばれ銭湯ランナーズ」という大きな旗で竹橋駅付近で応援してくれた、半蔵門のヴァン・ドゥーシュのみなさん。名前を読み上げてくれてたみたいです。これも、「ありがとう」を言いに、近いうちに一度はお礼ランしに行かなくっちゃだな。
by imusam928 | 2008-02-20 00:11 | 2008 Tokyo