天草(テングサ)から寒天を作る!
2010年 09月 12日
ここ数年、夏になると寒天が食べたくなって、せっせと作って毎日食べる。
そんな話をしていたら、mさんから天草(テングサ)をいただいた。西伊豆で収穫した、天然もの。
寒天好きといったって、普通は乾燥した棒寒天だし、最近は便利な粉もある。話では天草から作るというのは知っているけど、いざやってみようと思うとわからないことが多い。何回も口頭で作り方を熱弁されたものの、インターネットで調べないと、このモサモサをどうすればいいのやら・・・。
そしてうちには計りがないので、こんなもんか?の未経験者の想像(勘)で実験開始。
天草自体は海にいるときは海草色(赤紫っぽい)のに、何度も天日干しするとだんだん肌色になるらしい。
細かいごみを丁寧に取り除き、何度も洗って干してと、想像するだけで手間がかかると思う。
いただいたコレ全部だと50gもないかな。
半分より少ないくらいをちぎって、ざっと水洗い。
カリカリに乾燥していたのが、手触りが海草になった。
1リットル弱の水で火にかけた。
この時点ではまだ、これらがぐつぐつとした熱で
どんどん溶けるのだと思っていた。
沸騰して20~30分くらい。
海草はそのまましっかりと繊維で残っている。
mさんには言われて無いけれど、ネットの作り方がどれも
「お酢を入れる。絶対に。」
というので、おそるおそる、小さじ1/2。
匂いも海草だし、酢をいれたりしたら
もう心太(トコロテン)以外ダメなんでは・・・と不安。
そして、mさんに
「ちゃんと布でこさないとダメ!」
といわれてたのに、茶漉で漉した。
けっこうきれいだからいいか?
そのものの味を確かめたくて、そのまま固めることにする。
匂いは海~大丈夫?
まあ失敗しても後半分あるかと、実験クン気分。
漉したあとの天草をつまむと、オオ、確かに寒天っぽい!
mさんに「1回で捨てちゃモッタイナイカラッ!」
と言われていたことがやっと理解できた。
再び鍋に水を入れて煮ること30分。
1回目よりもずっとずっとトロトロな天草。
だけど消えるわけではない。
さすがに茶漉しじゃだめで布をつかって漉した。
1回目ほど匂いも無い。
色も無くて、それならと思って黒糖投入。
二つ比べると、こんな感じ。
薄浅いバッドがないので、深い容器です。
二つあると、かなり食べ甲斐があるか(笑)
でもこの夏すでに相当寒天を食べています。
熱を冷まして、冷蔵庫で冷やすこと数時間。
試食。
1回目(右)のは、無味。だけど・・・
旨い!!
老舗の甘味やさんの寒天の味、香り、コレコレ!
味も何も無くても、暑いときの海草臭はほとんどなくて、
いい感じじゃない。
少し柔らかいので、次はもっと水を少なくして、煮出す時間を長くして固めに作ればプロの味だよ。
と自己満足。
2回目(左)の黒糖味は、味はいいけど見た目通りゆるい。
そういえば、mさんに2回目は半分の水の量といわれたのを思い出す。
でもまあ、フルフルとスプーンですくって、ほのかな黒糖の味。コレはこれで旨いじゃあない!
好物を素材から作る過程を実体験。脅されたように煮ている時間は暑くて苦しかったけれど、想像以上に美味しくできて感激。mさん、ありがとうございました。
そんな話をしていたら、mさんから天草(テングサ)をいただいた。西伊豆で収穫した、天然もの。
寒天好きといったって、普通は乾燥した棒寒天だし、最近は便利な粉もある。話では天草から作るというのは知っているけど、いざやってみようと思うとわからないことが多い。何回も口頭で作り方を熱弁されたものの、インターネットで調べないと、このモサモサをどうすればいいのやら・・・。
そしてうちには計りがないので、こんなもんか?の未経験者の想像(勘)で実験開始。
天草自体は海にいるときは海草色(赤紫っぽい)のに、何度も天日干しするとだんだん肌色になるらしい。
細かいごみを丁寧に取り除き、何度も洗って干してと、想像するだけで手間がかかると思う。
いただいたコレ全部だと50gもないかな。
半分より少ないくらいをちぎって、ざっと水洗い。
カリカリに乾燥していたのが、手触りが海草になった。
1リットル弱の水で火にかけた。
この時点ではまだ、これらがぐつぐつとした熱で
どんどん溶けるのだと思っていた。
沸騰して20~30分くらい。
海草はそのまましっかりと繊維で残っている。
mさんには言われて無いけれど、ネットの作り方がどれも
「お酢を入れる。絶対に。」
というので、おそるおそる、小さじ1/2。
匂いも海草だし、酢をいれたりしたら
もう心太(トコロテン)以外ダメなんでは・・・と不安。
そして、mさんに
「ちゃんと布でこさないとダメ!」
といわれてたのに、茶漉で漉した。
けっこうきれいだからいいか?
そのものの味を確かめたくて、そのまま固めることにする。
匂いは海~大丈夫?
まあ失敗しても後半分あるかと、実験クン気分。
漉したあとの天草をつまむと、オオ、確かに寒天っぽい!
mさんに「1回で捨てちゃモッタイナイカラッ!」
と言われていたことがやっと理解できた。
再び鍋に水を入れて煮ること30分。
1回目よりもずっとずっとトロトロな天草。
だけど消えるわけではない。
さすがに茶漉しじゃだめで布をつかって漉した。
1回目ほど匂いも無い。
色も無くて、それならと思って黒糖投入。
二つ比べると、こんな感じ。
薄浅いバッドがないので、深い容器です。
二つあると、かなり食べ甲斐があるか(笑)
でもこの夏すでに相当寒天を食べています。
熱を冷まして、冷蔵庫で冷やすこと数時間。
試食。
1回目(右)のは、無味。だけど・・・
旨い!!
老舗の甘味やさんの寒天の味、香り、コレコレ!
味も何も無くても、暑いときの海草臭はほとんどなくて、
いい感じじゃない。
少し柔らかいので、次はもっと水を少なくして、煮出す時間を長くして固めに作ればプロの味だよ。
と自己満足。
2回目(左)の黒糖味は、味はいいけど見た目通りゆるい。
そういえば、mさんに2回目は半分の水の量といわれたのを思い出す。
でもまあ、フルフルとスプーンですくって、ほのかな黒糖の味。コレはこれで旨いじゃあない!
好物を素材から作る過程を実体験。脅されたように煮ている時間は暑くて苦しかったけれど、想像以上に美味しくできて感激。mさん、ありがとうございました。
by imusam928
| 2010-09-12 23:07
| 食道楽