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のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
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RENT@赤坂ACTシアター

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NYのブロードウェイでは1度観ただけだけど、もう一度行きたいと思っていたら日本に来た!
しかもMark&RogerがオリジナルのAnthony Rapp&Adam Pascalなので、やはりなんとなくリアル「RENT」な感じ。NYで観たのはこの二人ではないけど、そのあと映画化されてオリジナルメンバーの色の濃さみたいなものを画面から伝わってきたので、まずはその声が生で聴けて嬉しかった。
年齢的なものも心配されていたようだけど、全く大丈夫。(って失礼だよね。)

このところ木曜日は悪夢な打ち合わせが続くのだけど、この日は何故か早めに終了し、逃げるように出かけることになると思ってたけどあわてることなく赤坂に到着。気持ちを落ち着けて、でも浮かれてくるのを押さえられないまま席について、いつもギリギリなのにパンフレットを眺められる余裕もあったほど。初日観劇レポですっかり期待は高まり、通勤で映画のサントラを聴いて復習と予習して望んだのである。

この劇場は新しいこともあって座席もとても見やすいのがいい。しかも私、L列のど真ん中、ほぼどセンターのいい席だった!そして周りの席がどんどん埋まってくると、なんか雰囲気が・・・変!?外国人ばっかり!私の隣5人、前の列も半分以上、その前は全員紙の色が違うぞ、その前も・・・え、ここ赤坂。まあ、赤坂自体も都内では外人出没率は高いでしょうが、私の視界にはいる観客は7割は外人だ。おかげで、センター席で音響もバランスよく聴けるところに、外人特有のハイテンションの音響効果がサラウンドで付いてくると言うおまけつきだったのだ。



それだけで、Yahooooo!!
そしてMarkが登場するとみんなこぶしを突き上げて大騒ぎ、Rogerが出ると絶叫!!
そうそう、ブロードウェイでもロックコンサートだ~と思った。
会場のセンターにこういう大盛り上がりの集団がいるので、今夜は嫌でも盛り上がるな~という期待が高まる。そして「Rent」のイントロでもうすっかりコンサート(笑)。視界に入るおにーさんおねーさん達はナイスな音響なんだけど、隣のガタイのいいまだ20代もしくは10代?って感じのニイサンの反応が、いわゆる映画館で突っ込みをいれるアメリカ人!で、ノリもいいんだけどリアクションが良すぎて大変。おかげでブロードウェイで味わうように、外人は笑ってるのに私はわからない・・・的なことが何度もあった。歌詞の内容にもあれこれ反応し、「Yes!!」とか「Whoo!」と口に出して手も動く。Maureenの「Over the Moon」では大はしゃぎ、大声でMooooo!そして、Angelが気になるみたいでやたらウケル。なんだけど、後半でそのAngelの思い出を語りだすシーンではもう即効で鼻グスグス!!!Tom Collinsが「I'll Cover You」で悲しみの歌で私がウルウルするころには、ティッシュ登場!あーもう、集中できない!けど、変な臨場感をともに味わえたのかも・・・。最後は一緒にグスグスしました。ありがとう、ベイベー。

MarkとRogerは、初演当初のトラックを聴いたことはないけど、映画のイメージはそのまま。いやそれよりもこの二人がゆるぎない安定感をもたらしているのだろうけど、そのほかのキャストもぜんぜん違和感ないどころか、とてもバランスがよくてまとまってたと思う。来日公演というと目玉のキャスト以外はええーって感じの人もいたりして期待がちょっと薄れたりするもんだけど、今回はそれはなかった。
そういえば昨年末に日本版『RENT』を見たけど、Mark:森山未來、Roger:Kei、Tom Collins:米倉利紀、以外は知らないキャストだったのだけど、思いのほか全体のバランスがよくて、悪くなかったなーと思った。メインだけ浮いてるとか、異様な濃いキャラがいたりするだけで、舞台上に登場する時間がながい芝居は気になるんだけど、それがなかったと言うことだけど。バランスがよくて、誰かが引っ張って行ってる感じ、このときも米倉Tomの熱唱が全体をまとめてた。全員の「Seasons of Love」は鳥肌が立った。

「Seasons of Love」、これは本当に名曲。今回は期待以上によかった。オリジナルキャストのひとり、この歌のソリストとして選ばれたというGwen Stewartのソロは感動。彼女の歌はマイクもあるけど、L列センターの私にもとどく生声の迫力。会場のノリもよかったのもあり、私も口パクではなく一緒に熱唱~!ゴスペルコンサート会場になりました。
あらためてオリジナルを聴きたい。オリジナルキャストで全ナンバー収録の2枚組CD、探そう。

初めてブロードウェイで観たときは、ロックミュージカルなんだけど、麻薬・エイズ・同性愛・・・とあまり実感のわかない背景設定がいかにも劇作だな、と言う感じだった。その後、映画や歌詞でだんだんストーリーやストレートなメッセージが違和感がなくなってきた。時代も変わったし自分も年を重ねて変わったこともある。だからよけいに今回の『RENT』は音楽もストーリーも素直に頭と身体に入り込んで満足できてるのかもしれないけど、今回日本で観られてよかった!
(ここしばらくのお騒がせ○○ピーのおかげで、ドラッグに関するやり取りのシーンはなんか違和感薄れてるのが日本も大きな変化というのも悲しかったけど・・・)

この勢いで、『CHICAGO』も行っちゃおうかな~。
by imusam928 | 2009-08-22 01:13 | 観劇