のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
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<   2009年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧

KING OF POPとお別れの夜

d0036951_13223816.jpg「11/27が最後だよ!行けたらぜひ!」
と、水曜のヨガの講師が『This is it』を観るのをすすめるので、もともと行こうと思っていたのに、期間延長したけどあっというまに2週間がすぎていたのにあわててしまった。その夜に、金曜の夜になんとかしてレイトショーに行こうと、ネットで席を確保。それでも地元に近いところや新宿銀座などは完売。行って帰れる場所を見つけてよかった。最終日に行けてよかった!いつかDVD化されるだろうけど、スクリーンで見てよかった。

 80年代にしっかり洋楽にはまった世代なので、ファンじゃなくても彼の存在は自分の中でとても大きい。ということがよくわかった。正直、自分でアルバムを買ってないけど、曲もPVもしっかり覚えているし。でも、こんなにじっくり約2時間も彼をみていたのは初めて。そして、これが最後になってしまったのが本当に残念。

 懐かしいリズムのイントロが流れてくると、ワクワクしてくる自分がいて、おとなしく座席に持たれて見ていられなくて、立ち上がって手拍子うちたくなる。でもそんなことしている人はいないので、可能な限り小さく身体を動かすことで我慢。これって、外国だときっと大声援と口笛で盛り上がるんだろうな、六本木に行けばよかったかななんて考えたりしてた。でも、楽曲もフルコーラスで続くわけじゃないし、貴重なドキュメンタリーフィルムとして、瞬きも忘れてスクリーンに集中した。

More~感想と思い出話。
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by imusam928 | 2009-11-29 02:15 | 映画

リヨン料理って?

リヨンはフランス第2の都市、美食の町。でも、行ったこともないし、「フレンチ」というだけでどの地方のどんな特色があるかなんて、あまり気にしたことがなかった。香港に行って広東・北京・上海・潮州・・・とちゃんとお国の味で料理があることを知ってから、中華料理って簡単に言えないというのを理解したように、フランス料理もいろいろあるのは当然だ・・・。
 そのリヨン料理を銀座で居酒屋スタイルで、というお店「ブション・ドール」で初めていただきました。初めて食べるものってワクワクする。先入観なしにと、まったく前知識ゼロでいったので、帰ってから復習!
d0036951_134460.jpg 「スズキのクネル、オマール海老のソース」が、私は一番印象に残ったかも。
取り分けるときに感じたフワフワとソースのギャップとでもいうのか。サイズは一つが大きめのハンバーグくらい。たっぷりの濃厚な海老のソースはバターも香ばしくまさにフレンチ!そんなに甲殻系に傾かない私でも、パンでしっかりお皿をきれいにするほど美味しかった。で、メインがこのフワフワって・・・不思議。そう、日本人にはなじみのあるおでんのはんぺんです。それを、グラタン風?調べてみると、
 「クネル」は魚のすり身を卵、クリームではんぺん状にしたもの
とあり、我々の感覚は正しかったらしい。フランス人もおでんを食べて同じだ~と思うかな。
d0036951_136467.jpg 「暖かいサンマルスランをのせたサラダ」というタイトルなので、乗っているチーズの名前がサンマルスランということはわかったけど、これも調べたらリヨンのチーズのようです。白カビタイプで、トロトロに熟成させるのが美味しいみたい。軽くあぶってあったので溶けていたけど、熟成度でトロトロではなかったので、いつかこれぞサンマルスラン!というのを食べる機会があるまで覚えておこう。写真はないけれど、もう一つのサラダ、「ニシンの燻製入り温玉のせサラダ」のニシンが肉厚で美味しかった。それをメインのオードブルで食べてみたいかも。海はないリヨンでニシンはブルターニュとか海側から加工されて運ばれてくるのかしら。
また、 
 リヨン料理というとソーセージなど内臓料理が多い
とのこと。
d0036951_1365827.jpgd0036951_1371669.jpg「リヨンのオードブル盛り合わせ」はそれぞれ説明してもらわなかったけれど、いわゆるパテとかテリーヌとか肉系加工品。「自家製ソーセージ」はお店の自慢メニュー、直径2~3cmで肉汁飛び出た肉の触感がリアルな”腸詰”でした。ほかに本日のお勧めで「牛舌の赤ワイン煮」をいただいたけれど、確かメニューには蜂の巣や豚足の文字もあったかな。フランス人は内臓や血も料理に使うから、なるほどなんだけど、イメージしてなかったので意外。
 ワイワイ食べて飲んでデザートまでおなかいっぱいでも、お手頃。フランス料理というとコースで・・・という堅苦しさなく、大勢でシェアする感じはいいですね。

d0036951_1394219.jpg そうだ、この日はリヨン料理じゃなくて主役はマラソン完走祝いの会だった!
デザートプレートにも大判サブレにメッセージというのが、フレンドリー♪
40回記念大会のメダルとともに、
改めてお疲れ様&おめでとう!
でも、旅好き仲間はマラソンではなく、次はオランダ?ウィーン?上海?まずは年末NYへ・・・と異国の話題が尽きないのです。私も次のたびを計画したい!
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by imusam928 | 2009-11-29 01:49 | 食道楽
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気になったからチャレンジ購入した。
…。

悪くないかも(笑)
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by imusam928 | 2009-11-26 20:23

秋の木の実

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駅伝のときの銀杏(小)
市販の銀杏(大)
新島のシイの実
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by imusam928 | 2009-11-13 21:35
昨夜時点では絶対もうダメ。朝起きられない、と思ってたけど、今年は無事に秋のカーニバルに間に合いました。中央線の工事による快速運休という予想外の事態に焦ったけど大丈夫でした。

たしか以前は当日受付もできたのに、ここ数年は人気で定員締め切り。実は職場仲間の駅伝チームは、うっかりしててもうダメでした。私は、昨年の失態に不安がられながら、ピンチランナーで参加。ちゃんと起きてみんなと集合して、やや昨夜の酒気帯び?気味でしたが、よかったよかった。
d0036951_22113394.jpg10時過ぎの昭和記念公園に入場。サンサンの太陽で暖かい。樹木の彩りも今年は紅葉はまだこれから?
それが・・・!
11時のスタート前にはどんどん気温は上昇し、11月なのにとても暑い汗だくのレースという、嬉しい?誤算。もう少し涼しいほうが走るのにはいいのだけど、雨降りよりはよしとしよう。ぬかるみを走るのは最悪。
ショートの部なので、Maxでも5キロだから何とかなるぞと参加した私ですが、2区の3キロ担当。
1区のランナーが真っ赤な顔で汗だくで中継地点に来るのをみて、これはマズイと思ったけどもう時間が無い。アンダー+長袖T+半袖Tを重ね着してしまったため、たった3キロとはいえ余計に汗をかいたかも。朝、天気予報も見ないで出たのが失敗。ランニングでOKでしたね。
昼過ぎスタートのロングコース、もっと暑くて苦しかっただろうなあ。

タスキリレーもアルファベットで中継地点を分割し混雑回避?ナンバーを呼んでもらえず、自己管理なので、けっこうドタバタしてたけど、まあ問題なしです。

あっという間にゴール!そして実はこっちがメイン!?なランチのBBQへ。
d0036951_22141725.jpg走っていないお客さんも多いので、駅伝会場に負けないくらい混雑。だけど、調理器具からバーナー、肉野菜に焼きそばなどの材料調味料も揃って一人¥2500は便利でいい。プラスで食材やこれがあるとイイね!アイテムをFさんが来年のためにラインアップしたので、次回はより快適豪華になるでしょう。燻製もチャレンジするか!?
走るには暑すぎたけど、外でのんびりBBQするにはちょうどいい!雨も、風が強くてもいやだけど、今日はホント気持ちよかった。走った後はやっぱり肉がウマイ(笑)。ああ、私も朝気持ちわるいーなんていったのがうそのような食欲。
食後はお茶を入れてもらってNYのお土産や母上作のお菓子など、優雅にいただきながら談笑。(ときどき酔っ払い+悪ガキにキレル)
たまにこうして外で過ごすのも本当にリフレッシュするな~と思う1日。もう少し近いと、広い広い園内を散歩しに行きたい。
d0036951_22143994.jpg参加賞はスポーツタオル。5月のカーニバルと同じかと思ったらデザイン違ってた。5月の無くしちゃって残念。使いよいサイズなのに。

d0036951_2215589.jpg今年のNYCMアイテムもブルー。オレンジやピンクだったときは、似合わない・・・と思っていたスムースジャージのフーディパーカ。今年は好きな色だったので買ってきてもらった♪袖も丈も長めで、手指の辺りのデザインがいいのです。アシッ○ス、日本でもこういうの出せばいいのに。・・・ってこれ着て、たまにはジョギングしますよ。
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by imusam928 | 2009-11-07 22:20 | スポーツ

サイコロ

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走ったあとはやっぱり肉だね。
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by imusam928 | 2009-11-07 13:50

新島初上陸

もう11月。9月の松江へのラン旅も、10月のプチラン合宿も書いてない。
この前あった仲間に話したら新島の海がキレイだった!ハワイみたい!というのを信じてもらえなさそうだったので、まずはその証拠。

突然8月にラン友から「島に行かない?」という誘いをうけ、ストレス解消現実逃避には旅だ!島だ!と脳が反応した。島のたび、というのが魅力的だ。島というのは新島。東京都の島。
学生時代の海水浴や社会人になってキャンプなどの機会があったけど、いままで伊豆七島は縁がなかった。それがここへきて初上陸。船の旅も何年ぶりだろう。小さいころ家族でのカーフェリーか・・・

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体育の日の連休前、台風18号が関東を去った金曜夜、竹芝桟橋から22時出航。デッキで雑魚寝もワイルドだけど、年齢と体力温存を考慮して船室を確保してもらって、ペタンコ布団だけどぐっすり。どこでも横になれるだけありがたいと思うと眠れる私。高層ビルと月明かりの東京を離れ、横浜に寄航したあとはのんびり。台風明けだけど揺れも気にならず。
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早朝の大島、利島を経由して、新島へは朝8時半過ぎに到着。すっかり青空だ。ネットの予報で気温は都心と変わらないかと思いきや、島は夏仕様だった。

島へ行くという勝手がわからずだったけど、結果的には島で走る、プチ合宿の2日間。
今年、新島に仕事で赴任されたランナーLさんが島在住で、ランつながりの仲間がすでに何度も訪れて合宿していたらしい。だから迎えてくれたLさんも、行く側も手馴れたもの。
私自身はラン仲間と書くのも失礼なほど超ファンランナーなのでいつも恐縮しつつ、お誘いに甘んじて楽しませてもらっている。今回もお世話になるLさんとはほぼ初対面なのに、図々しく島遊び満喫させていただいた。

1日目:
朝ご飯を済ませ、着替えて町内散歩しながら軽くジョグすることに。(こういうことは走る仲間だと当然だけど、びっくりする展開ですね)
近所の十三神社の参道でお掃除のおばちゃんにすすめられイヌマキの実を食べたり、シイの実拾いにしばし没頭したり、記念撮影とほのぼのスタート。そして海に出る。桟橋からでも底が見えるの水の透明度に感激。
海沿いの道は行き止まりらしいけど、車も人もいなくて海と山を左右に眺められるいいコース。
朝の太陽が雲から出ると猛烈に暑いけど、風が気持ちよい。台風去ってよかったねとはしゃいで気持ちも上がる。

その後はいつものランコース(らしい)へ向かう。富士見峠経由で新島最高峰の宮塚山へ。
知らないのでついて行くが、海沿いから今度はひたすらカーブを重ねて登り続ける。第1ポイント富士見峠の手前は歩いてしまった。キツかった!でも見晴らしのよさに感激。こんなに高いところへ一気に来た!名前の通り、たぶん遠く伊豆半島の先にフジヤマも見えるのだろうか。
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その後、快調に進むスピードに遅れて一人マイペースで目的地へ。たぶん下からみていたあの鉄塔がそうだ。まだ相当遠く感じたがゆるく下ったりまた上ったりで、舗装された道路をのんびり走る。歩かない、というより止まらないでいくことでよしとして。
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なんと、ゴール地点は白い砂浜♪不思議だ。標高450mなんだけど・・・
おそらく足元の海岸から吹き上げられてきてしまうのだろう、さらさらのきれいな砂。写真に撮るとどこかの海岸だけど、かなり坂道苦労したあとの景色。
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ひたすら上った道を、帰りはひたすら下る。以前に比べて克服した下り坂だけど、ずっとずっとカーブで下るとさすがに腿や膝がガクガクだ。ダメダメの自分だが、南国気分で汗かいて爽快。喉からカラでがんばったあとの飲み物が美味しかった、という感覚も久しぶり。今年は夏に走っていないんだな、私。

そのあと、どさんこラーメン食べて(新島だけどね)、湯の浜露天温泉へ。
写真手前は足湯。そして緑の大の向こうにワイルドな岩風呂が海が見えるようなところにあるのだ。
このギリシャの神殿を思わせる建築物が、温泉!?しかも無料?太っ腹だなあ、新島。オール露天で水着着用だけど、海を真下に見ながらの露天は気持ちいい。島の人たちも毎日来るという人、旅人も自由、老若男女いっしょにお風呂、平和な感じです。
ちゃんと着替える場所と、有料で真水もでる。だけど、ここはホントひとっぷろ浴びる、という場所です。
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その後、このお天気だからこそ期待できる!!と、西の海へ。
まさに落ち日を目の当たりにしました。水平線へ沈む夕日。こんな風にのんびり堪能したのは、06年のホノルル以来かも・・・。こんな広い空をみることも普段ないから、こんな当たり前のことで感激する。でもあたりまえなのに忘れちゃう毎日が寂しい。
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太陽が姿を消したあと、トワイライトな空も好き。群青だ。
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この後は豪華焼肉で夕食。そしてその後もまた温泉。
写真にはもちろんないけど、満天の星空!私にもみえる流れ星。今年の十五夜お月さんは見事だった、とか。うらやましい!これでもか、と首が痛くなるほど天を仰いで、長風呂堪能した。

2日目:
早朝5時前に起床。各自予定通り着替えて準備して、早朝ラン。(これもラン仲間じゃないとありえない)
昼間は夏だったけど夜冷え込んだまま、朝も薄寒い。薄暗い道を島の東側、羽伏浦の海岸まで約20分走る。だんだん空は明るくなって、鳥の声が聞こえる。
広い海岸に出ると、雲がかなりあった。調べてくれた日の出の時間になっても太陽は見えないまま空は明るくなって来た。ダメか・・・とあきらめかけていたころ、まったく今までと違う光が!
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そして、見事な御来光。昨日の夕焼けから1周してまた1日が始まる。
ああ、おてんとうさま、ありがたい、と思った日本人の気持ちになりますね。
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また走って帰っても朝6時過ぎ。
冷えた体で温泉へ。そびえ立つ神殿の上のほうも湯船があるけど、1日目は湯が無かった。残念だーと連呼していたのを係りの人が聞いてくれたのか、その朝にはお湯が!気持ちよかった。ごはん作って食べて、涙出るほど健康的な朝。

そのあと、スペシャル島内観光に連れて行ってもらう。
人魚伝説のある淡井浦。アワイ、ハワイ?っていうほど水がきれい。
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そして6kmほどの白い浜が続く羽伏浦海岸は、朝焼けのときはわからなかったけれど、本当に砂浜も海もきれいで驚いた。反対側にちょっとした半島が見えるところがダイアモンドヘッドみたい、と太陽の日差しをあびながら本当にハワイ気分だね、とはしゃぐ私たち。
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真夏は海水浴客でにぎわうのもわかる。昼間になったらサーファーもたくさん海に出ていた。それには波がこの日は小さいらしいけど、素人には十分いい波。
1日目に少しだけ入った海の温度は冷たいけれどまだ入れる。まったく未経験だけどサーフィンやボディボードやりたくなる。
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普通の人は行かないようなポイントなど、名ガイドによる案内で半日観光終了。午後1時半の出航のジェット船で帰るのに滞在1日半とは思えない充実した時間だったなあ。島の人たちも味があってよかった。普段、意味も無く時間に追われている自分にとってゆとりをもつ大切さを考えさせられる。
そんな満たされたはずなのに、最後の最後、財布を忘れるという大ポカで、自分の現実を思い知らされることになったのだが、もっと先の人生も考えなくちゃと思ったのはホント。
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by imusam928 | 2009-11-03 15:27 | 国内の旅
d0036951_14105741.jpg8月にたまたま散歩した皇居の東御苑のお茶屋でみつけた、三の丸尚三館に所蔵されている若冲の連作『動植綵絵(どうしょくさいえ)』の絵葉書。30作あるが、秋に全作品が一挙展示されると聞いて行かなくては!と思っていた。
しかし相変わらず、行かなきゃ・・・と思ってるだけですぐ月日はたってしまい、またぎりぎりになってしまった。

天皇陛下御即位20周年を記念して、皇室にまつわる美術絵画工芸品を2期に分けての展示。毎日のように新聞にも広告が載り、どんなもんかと思っていた。別の用事もあったので午後休んで、平日なら・・・と思ってでかけたのだが。

びっくりした。
午後2時半ごろだが、入場するのになんと行列。
本当に日本はいつからこうなったのか、ブームは作られるとでもいうのか・・・。平日の午後、まわりは8割はぐっとご年配の方たち。でもご夫婦で仲良く美術展に来るという様子はほほえましいといえばそうかな。
10分ちょっと並んで、入場。荷物を預けて手ぶらで展示室へ。

またびっくり。黒山の人だかりだ。
狩野永徳の『唐獅子図屏風』は圧倒する大きさの迫力のある屏風にもかかわらず、人のあたまで見えなくなる。その大きさゆえに離れて鑑賞しても大丈夫だが、いきなり不安な気持ちになる。
隣の室で、いよいよ『動植綵絵』が展示、と足を進めたが、想像通りの混雑振りだった。
ひとつの室の3面を使って30作品を並べているのは圧巻。だが、じっくり鑑賞すると言う雰囲気ではなかった。大きな掛け軸で割と高い位置に図作はあるものの、ガラスにへばりついて鑑賞される多くの皆様の黒い影で、作品の下方や名前は見えない。3面を使ったへやだが、順路をまたいで左回りにまわれという係りの指示。ええ~!?混んでいても好みかどうかで鑑賞時間はことなるので、私はまた一歩引いたところで見て回る。
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若冲もここ数年でブームになった感もある。だがこうやって見ると、平坦な日本画というイメージを払拭して鮮やかな色彩と大胆な構図とため息の出るような細密な筆使いは、200年を超えた現代日本人のココロをくすぐるのかな、と思わせられる。同じ時代のほかの画風にはないものだし、現代美術といってもわからない斬新なところがある。
私は若冲が大好き、とまではいかないが、生き物と植物を組み合わせが好き。とくに鳥と牡丹や芍薬などのモチーフが好きなので興味があった。若冲の描く”鶏”は以前もみていたので、8月にこのシリーズの絵葉書をみつけて軍鶏や孔雀や鸚鵡の現物をみるのが楽しみだった。また、鳥の中でも名前もよくわからない小鳥たち、若冲のタイトルで言うと小禽も大好き。雀くらいは見分けがつくけれど、シジュウカラなのかコゲラなのか、小枝や草花に群れている様子も好きだ。羽の一枚一枚や薄く何枚も重なる花びらを繊細に忠実に描き込まれているのは見事で唸るしかない。そしてそれを30もの作品に同じタッチ同じエネルギーが注ぎ込まれているのが一同展示でよくわかる。
モチーフといえば絵葉書でも見て不思議だった、イカやタコまでいる海の生物や、川の魚たち、そして昆虫や爬虫類までを描いた作品は、現物を見てもなぜかコミカルである。当時は現物ではなく何か書物を見て描いていたりするというが、何種類が描けているかに気合を入れていたというより、そういう情報が得られる裕福な生活環境が想像される。
酒井抱一の『花鳥12ヶ月』もモチーフとしては好みだが、若冲の圧倒的存在感の後にみると、やや寂しい。大きな屏風絵も大技に見えてしまう。天皇へ献上された現代の美術工芸家達の手業はすばらしいが、皇室に収められるだけでなく、もっと頻繁に多くの目に留まる機会がもたれる方がいいのにと思う。芸術鑑賞するのが好きという人がこれだけ多くいる日本は、まだまだ芸術家たちへのサポートが足りない。

広くない展示室だが、人の群れに疲れたせいか、そのあとはゆっくり鑑賞しつつもインパクトはなかった。混んでるけど、せっかくだからもう一度『動植綵絵』のところへ行って、最鑑賞。賞味1時間弱。
ミュージアムショップも期待していたほどのものはなかった。東御苑にまた訪れるときに『動植綵絵』30作品の絵葉書または作品集を買い求めようと、手ぶらで出口へ向かう。
16時ごろは、もう入場待ちしてはいなかった。西日が傾いた夕方、御年配の皆さんはもう帰路に向かうころが穴場の時間帯なのだ。失敗した!今度は気をつけよう。
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by imusam928 | 2009-11-01 14:22