のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
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カテゴリ:アート・芸術( 23 )

もう1つの南瓜(赤)

直島の赤カボチャ、「赤くてつぶれてるのが、ショックで。」って、言われた。
なぜショックなのかしら。わたしはフェリーが直島到着する港にこれを見つけてすごく嬉しい!と思った。帰るときに近くに行ったら、中に入れちゃうのも楽しい!と思った。内側まで水玉なの。帰ってきて地下鉄車内広告で、この南瓜と同じ柄のワンピース着た女の子が南瓜と一緒にいるポスターみて、かわいい!と思ったよ。たしか雑誌で、この南瓜のデザート出してる美術館がどこかにあったなあとか。赤は今のイベントで登場したようだけど、このまま港にあればいいのにね。
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by imusam928 | 2007-03-06 23:58 | アート・芸術
d0036951_0422190.jpg 直島は想像より大きな島だった。そして思ったよりアートな島だった。
 ボランティアらしきおじいさんが「家プロジェクト」のガイドをしてくれて、違和感が無いどころか「アートってやつ」を語る雰囲気がカッコよかった。別のところでもおじさんガイドが若い学生に「パーッとね、全身が青に包まれるのね、すごいからホント!」って地中美術館のジェームズ・タレルの作品のことを熱く伝えてたのも感激だ。バスの運転手のおっちゃんも、「昨日泊まったの?夜の、アレ(ナイトプログラムのこと)、見た?いいんだよね~」だっていうからびっくり。
 今度行ったら地元の子供たちとも話してみたい。ちびっ子たちは物心ついたころから、たとえば大きな南瓜がデーンとしてるのを見てるんだよ。

 そんなふうに、はた目には「なんじゃこりゃ!?」の現代アートをひとりひとりの感覚で感じて語れたらいいと思う。好き嫌いもあるし、なんとなくでもいい。海と森に囲まれた瀬戸内の小さな島が、何も知らなかった島民の生活が、アートを受け入れてるのが見事だったな。この先変な風に観光地化しないで行ってほしいものである。

 これが以前からホテル敷地内のビーチに鎮座する草間作品。え?小さい?
なんか肖像権うるさそうだからさ・・・

じゃおおきく。
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by imusam928 | 2007-02-26 23:57 | アート・芸術
d0036951_9541718.jpg丸の内仲通りガーデニングショー2006(10/21~29)に知り合いが出展して、賞を取りました。昨年もやっていたイベントなのでびっくりです。
午後手伝いに言ったのだけど、あいにく天気が下り坂で人もまばらに。でもこのショーを毎年わざわざ見に来る人もけっこういるものなのですね・・・。熱心にいろいろ聞かれます。
平日はオフィス街だけど丸の内の休日の雰囲気もずいぶん変わったものだ。あと1週間続くのでまたお手伝いにいったときに他の作品もじっくり見たいと思います。
最近は屋上緑化する企業(伊勢丹とか)の記事が話題になったり、ヒートアイランド現象にもビルや学校で植物を利用して熱を下げる試みをしたりと、都市のなかでの緑の存在はただの癒し、とは変わってきている気がします。

d0036951_9544342.jpg時代をものがたる壁面緑化の展示も改装中のビルを使っていたのが印象的。夜になるとライトアップする作品もあり他はもう暗くなってしまうので目立ちますね。

あわせて日比谷公園のほうでもガーデンショーがあるそうなので、興味のある方はずっとずっと散歩して見て回るといいのかも。
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by imusam928 | 2006-10-23 00:42 | アート・芸術
d0036951_137644.jpgずいぶん前に展覧会のチラシを手にして気になっていたけど、あれよという間に話題にあがるようになってしまった”若冲”を見てきた。雨模様だし昼間ならすいてるかと思ったけど、想像以上に混雑していた。(それでもルーブル美術館展へ向かう人の波のほうが多かったかな?)

とくに日本画に興味があるというわけではないが、花・鳥・動物モチーフの作品が多くて今回のコレクションはなかなか面白かった。同じサルやトラにしても、ツルやワシにしても、構図や作風が作家ごとに異なるのがよくわかる。また同じ作家がさまざまなタッチで描いたり、弟子からまた弟子へと流派はありながらも変化していくさまも比較できる。模写も習作ではあるが、それによって独自の画風が生まれていくのだろうし、師匠の良さを学びながら自分のやりたい表現が見えてくるのだろう。
個人的には鳥は特に好きなモチーフで、写実に顔の極小の羽の様子や足の皮膚やつめの先まで描かれていたりするのに惚れ惚れしたし、群れた鶴や鶏の暖かさが伝わってくるような力強さが日本画として印象的だった。
若冲は人気の「紫陽花双鶏図」のような西洋絵画に負けない精密写実もいいが、「鶴図屏風」や晩年の「鷲図」がよかった。鶴をまるで一筆書きのように丸いからだと細い足と首でデフォルメされているようだが、しっかりと細部を観察して描かれていて、よく見てわかっているからこそ描けるフォルムだと思うし、それが連作で屏風絵になっていると計算されたリズムが構図になっているようだ。鷲の羽の表現は独特の画法を使ったものらしいが、構図のとり方も計算されて、どちらかというと現代のデザイン画のような印象をうけるタッチは今までの私の中の日本画というイメージにはあまりなかったので斬新にも映る。

展示方法としてもとても興味深いのが最後の第5室。
日本画は自然光で見るものとして描かれている、という観点から、いくつかの大型作品を変化する自然光(を模した照明)のもとで鑑賞できる。
ガラスに入れられて光が変に反射したりする無理やりな照明での絵画鑑賞は、仕方ないと思いながらたまにがっかりしてしまうことがある。すべてがそうではないが、作者はスポットライトの下で見てほしいと考えて描くことはない。今回の展示を見ながら、日本画、とくに襖絵や屏風絵のようなものは、富裕者の邸宅の奥まった大切な部屋に存在していたものであり、200年以上前の当時は明かりといえば自然光と行灯や蝋燭でしかありえないのだ。その中で愛された絵画と考えてその前に立つと、なるほど感銘する。金銀の箔や、墨の濃淡での表現力の迫力が断然違ってくるのだ!!「雪中松に兔・梅に鴉図」は雪景色の迫力ある作品だが、薄暗~薄明りの変化で印象が変わる。またそれが白地に墨絵と考えるとうなってしまう。白い部分をどうやって・・・?これから墨絵の見方が変わると思う。

コレクターのジョー・プライス氏が
今回の展示会の公式ブログにて作品ごとにコメントをあげているが、
それが本当に好きで好きで集めてしまったんだよ!
だから皆さんもひとつひとつよく見てくださいね・・・という熱意があふれてる。
たぶん自分もじっくり見たようで見ていないと思うので、時間があるときに順番に復習がてら作品を確認し、彼のコメントを読んでいこうと思う。(おっと、まだこれからの人は見ないほうが楽しみ?いや予習できるかも??)

最初のころにプライス氏の次のようなコメントがあった。

  50年前、まだ20歳過ぎの若者だった私は、
  遊びに行ったN.Y.にて伊藤若冲(じゃくちゅう)に出会い、
  そして衝撃を受けました。それが若冲の描いた絵であることも、
  さらには日本画であることさえ知らぬまま…。

20歳そこそこでコレクターに目覚めてしまったのか!?
日本ですら知られていないのに、たぶんプライス氏がコレクションしなかったら、今こうやって若冲や江戸絵画をこれだけ一同に鑑賞できる機会がなかっただろうな、と思うと20歳の彼の目利きに私は衝撃を受けてしまう・・・。のんきだったハタチのころ(笑)。
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by imusam928 | 2006-08-17 00:11 | アート・芸術
d0036951_043258.jpg実は、あまりよく知らない日本人画家だった。ツグハルという名前ではなく、レオナルド・フジタとして私にはメモリされていたのだ。
行ってみて、もっと知らないことがたくさんあることに驚かされた。TVの特集番組でパリ時代のことを少しだけ予習していたが、それ以上に彼は世界を駆け抜けていたのだ。
私が彼のイメージとしてメモリされていた作品は、渡仏して苦労の末に一躍ピカソやマチスたちと名を連ねるようになった時代のパリでの作品で、「乳白色の肌」を特色とした繊細な線とごくごく薄い色を重ねたものだった。裸婦と「猫」の印象がとても強かったので、今回の展覧会で、パリ時代以降の作品をはじめて観たことになる。
パリから南米を回って日本へ帰国する間の、今までとは正反対の鮮やかな色使いと力みなぎる油彩のタッチの作品には、動きも表情も「乳白色の肌」を描いていたとは思えない温度を感じる。そして、日本での純和風の生活を過ごしながら、日本各地の風土特有の風刺画とも取れる作品は、アメリカのノーマン・ロックウェルのようだ。南米のものとは違っても、色の豊富で緻密な描写の油彩画は、活き活きとした人物が印象的だ。
そして、大きな号数での戦争画、再びパリへ戻ってからの子供や動物達をモチーフにした日常をコミカルに描いたイラスト的な作品、キリスト教の洗礼を受けて「レオナルド」になったこと、宗教画も数多く残していたこと・・・これらは本当に全く初めて見聞きした。
10代で画家を志し、81才で亡くなるまでの長い時間、おそらくやりたいことがあふれてしかたなかったのだろう。自分のスタイルを追い求めていくのは芸術家の宿命だが、こんなに画風スタイルが明確に変わっていく画家の生涯というのをあまり他に知らない。ちょっとだけ絵画をかじったせいか、モチーフや画材や作品に向かう画家のシチュエーションがとても気になるのだが、20代で渡仏してようやく見つけた日本を強く意識した墨と面相筆を使った画風から、世界の偉大な画家たちや各地の文化を吸収しつつ、大きく変動しているのがとても興味深かった。画風を変えることをためらうことなく、楽しんで、そしてそれを生涯かけてやってのけている画家本人にも、とても興味を抱かせた。
日本の教育では、なぜちゃんとフジタを取り上げなかったんだろう?20世紀はじめにホントに世界をまたにかけた芸術家を日本人としてもっと知らなくちゃ。
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by imusam928 | 2006-04-11 00:10 | アート・芸術
金沢21のフリーゾーン、いわゆる無料のエリアにあった、のんびり座れる椅子シリーズ。こういう身近なアートっていいなと思う。


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①展示コーナーから見えていて、でも優良のエリアじゃなくて気になってたけどフリーゾーンだったとは!!なんてステキな色柄なんだろう。こんなの普通、壁にする?
d0036951_1543782.jpgしかも椅子がロッキングチェアだよ~う。
色も柄も無垢の木とかミックスでいいかんじ。

d0036951_155361.jpg②小さいウサギ椅子。ちびっこが座ってたときちょうどいいサイズ。だけど大人でもすわりごごちよし。白い壁に木の肌があう。
d0036951_1552090.jpg1匹でいてもたくさん並んでいてもキュートだった。

d0036951_1553778.jpg③コンパクトだけど、なんともお尻にいい感触のクッション。ぱっと見ちょっと宇宙っぽい。

d0036951_1555856.jpg④20mくらいあるのだろうか?ただの木製のなが~いボックス。おじちゃんたちが座ってても絵になる。長いから横になるのもOKだ!(実際仰向けにねっころがってるオニイサンがいた)

d0036951_1564390.jpg正面(?)から見るとただの材木!?(笑)

全面ガラスからの外の自然光が入ってるので、アートな空間の中でもナチュラルな気分になれる「座れるゾーン」ばっかり。
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by imusam928 | 2006-02-05 23:39 | アート・芸術

金沢21世紀美術館へ

d0036951_115178.jpg年末は兼六園だけの金沢だったけど、また行ってきた。また、といっても以前より計画の旅程。金沢21世紀美術館の「Alternative Paradise~もうひとつの楽園」という企画展のキュレーターのギャラリートークと解説付きの鑑賞ツアーに行ってきた。
実は学芸員解説してもらっての美術鑑賞ははじめて。
自由に感じるのが芸術鑑賞と思っていたのだが、今回は現代アートの奥深さを味わえた良い体験だった。学芸員の存在がありがたかった。
d0036951_1174344.jpgまず学芸員さんから作品のスライドを見ながら作者についてとか作品完成への経緯などのエピソードを聞く。この大規模な企画展だが2人の女性の学芸員で企画構成を担当したそうだ。レクチャー後、実際にいっしょに作品を観てまわるのだが、そこでもいろんなコメントを適切にしてくれる。どんなところで育ったのか、創作ポリシーとか、こだわりとか、つくる過程の雰囲気、下絵を作るとかつくらないとか、作家の家族構成、この作品への思いなど。直接長い時間をかけて作家とやりとりされている彼女たちだからこそ知っていることばかり。しかしその秘められたエピソードを聞くだけで、一人で鑑賞しても「!?」としか感じないような作品も「へえ。」と興味がわいたりするのだ。
芸術鑑賞は難しく考えずに「好き」「嫌い」って感じることでまずはいいと思っている。とくに現代アートは自分の直感でしかない。(あと、そのときの精神状態とか?)しかし普通に見れば「訳わからん・・・」なものも、学芸員のちょっとしたひと言のおかげで味わい深い、新たな感動との出会いがあるのが不思議だ。当然「好きか嫌いか」は残るものもあるけど、「なるほど」って思えてくる。
d0036951_1142890.jpgこの美術館は建物のデザインや今までの企画などでずいぶん話題になっていたけど、その斬新なイメージの先入観とは違い、伝統工芸の小京都の中でとても市民に親しまれている区間だった。工芸美術を愛する文化の人たちだから美術館への敷居を低くできているのだろうか。有料の展示ゾーンはもちろんだけど常設のものやフリーゾーン(ライブラリーとか)は本当に単純に居心地が良い。とても洗練されたデザインの建物の中、市民が行き来している。赤ちゃん連れた親子が絵本見てたり、お年寄りがのんびりおしゃべりしたりとか。こんな美術館が近所にあったら、行くよな・・・わたしも。
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by imusam928 | 2006-02-02 00:57 | アート・芸術
12月18日で終了、とぎりぎりになって昨日プーシキン美術館展~シチューキン・モロゾフ・コレクション~へ行って来た。
サイトでチェックしたら、
[現在比較的空いている時間帯は9:00頃および16:00頃です。]
っていうから夕方でかけたのに、思ったとおりの大混雑、入場制限していた・・・。
みんなこのメッセージで来ちゃったんじゃないかという位、絵画の前の人だかりは本当に黒山で、全面を見ることなんてほとんど不可能だった。
もう開き直って遠巻きにみて周ることにした。
d0036951_1414510.jpg19世紀末から第一次世界大戦までの短い間に、ロシア人実業家、セルゲイ・シチューキンとイワン・モロゾフのふたりが、なんどもパリを往復して収集したフランス近代絵画というコレクションだが、よくも集めた!というラインナップ。目玉になっているマティスの『金魚』も、アトリエで見て購入を即決で決めたとあったけど、今ですら有名になった作家達だけど、当時この作品に手を出すというのは相当先見の目があったんだろう。
マティスは好きな作家のひとりだが、この『金魚』もいくつかある金魚モチーフの作品の中でもポップでみずみずしい感じがいい。号数も大きくて迫力がある。欲を言えば展示室のソファに座ってじっくり干渉したかったけど、まるでパンダ来日のような人の山で、残念なことに全面を観ることは不可能だった・・・。
年の瀬に押し寄せる人々はいろんな人がいる。展覧会に来るとつい人物鑑賞してしまう。
「マチスはこのテキトー加減がいいのかなあ?」と彼女に連れてこられた彼。いやいやマティスってちゃんと構図とか色とかすごく計算して習作して仕上げてるんだって。
「金魚の顔がかわいいネ~マーチスさん?」とお父さんに抱かれた女の子。そうだね、ピカソとかに比べたらとってもかわいいよね。
「ゴッホもゴッホらしい、ゴーギャンもゴーギャンらしい1枚だわね。よく選んだわよね」とマダム仲間。たしかに・・・。他の作品知らなくてもこれらは誰の作品か分かるよね。
と周りのひとたちのコメントにひとり突っ込みしてたりする。
新聞か何かで、日本は1年間に美術館へ行く回数がすごく少ないってあったけど、人気展覧会はいつもこんな人ごみなのに本当なのかな?と思ってしまう。難しいこと考えずに芸術を楽しもうという気持で来ることも私はいいと思う。じっくり鑑賞したいときにはこの日のような人の山はがっくりなんだが・・・。すっかり紅葉も終わりになっている上野の森の木々のようすから季節感も味わえたのでまあよしとするか。
写真で紹介されていたけど、モスクワのプーシキン美術館にはマティスの部屋とかピカソの部屋、が用意されているとか。もちろん日本に来ている作品は一部なわけだし、天井まで同じ作家の絵画が飾られた様子を見てみたい。いつかぜひ訪れてみたい美術館の一つに加えたい。
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by imusam928 | 2005-12-11 13:31 | アート・芸術

55年前のキス

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すごく印象的なキス、の一枚。
ROBERT DOISNEAUの「市役所前のキス」という、私もすごく好きな写真。

今夜、テレビ東京の「美の巨人たち」という番組を見ていたら、このモデルの女性が登場して驚いた!55年前に本当の恋人同士だった2人がドアノーに声かけられて、撮った写真だとか。75歳のマダムは当時を振り返る。ナビゲーターの小林薫は、街角の自然の一瞬を捉えた写真と思っていたようで、”やらせ”だったことに少しがっかりしてた。でもマダムはあれこれ指示されたわけじゃなく、いつものようにキスしただけ、でもその彼とは5ヵ月後に喧嘩して別れたんだけど、と笑って話してた。私の中でもファンタジックな印象だったけど、あのパリ市役所前のどこなんだろう、こんどいったら見てみよう。そんなちょっとリアルな写真の一枚に変わった。
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by imusam928 | 2005-12-03 23:58 | アート・芸術
d0036951_0441279.jpg近いからいつでも行ける、と思っていたら今週末(~11/27)までだったのであわてて19日(土)に行ってきた。

ちょっとチケット買うのに並んだけど、夕方近くだったのでまずまずの混雑振りで苦ではない。
入り口で彼の代表作の和紙でできた球体の灯り「2mあかり」が出迎える。6月に札幌モエレ沼公園を訪れて以来、のイサム作品鑑賞だったけど、はじめてたくさんの彫刻作品に彼のルーツを見た感じ。あまり抽象的な作品にうまくコメントできないけど、自分で芸術を楽しむときは直感的に好きか嫌いか、そしてそれはそのときの自分の状況でも変化すると考えている。初期の抽象彫刻作品が並ぶ中、好き嫌いの感覚もなくて疲れてる自分?と思っていたけど、「こどものためのワークルーム」を覗いたら、なにかパアァンとはじけてスッキリした。
そこではいくつもの黒の抽象形のモチーフがあり、子供たちは積み木かパズルのように好きに組み合わせて思い思いの造形を楽しんでいた。たぶん頭の固い大人には楽しめないけど、子供たちってこういうことが楽しめちゃうやわらかい脳なんだろう。壁にはたくさんの作品が並んでいて、「打倒イサム」といわんばかり。この抽象形モチーフはは「組み立てて遊ぶワークシート」(¥1,200)として発売されていた。柔らか頭を育てるいい材料なんだろうな。
そうの後、ふしぎと作品を観る目が変わった。これ好き!という直感ももどり楽しく鑑賞できるようになる。習作模型とかデッサンとか彫刻のワークシートとか、完成するまでの芸術家の内部がみえるような興味深い展示があったり、作品のタイトルまでも味わい深いものに思う。
ブロンズだった彫刻が天然石になってから、なにかスケール感がとてつもなく大きくなっているような気がする。ポスターにもなっている「エナジー・ヴォイド」は、実際4m近くの高さで大きい。しかし天然の石でできているせいか、とても力強いパワーを感じた。

d0036951_0444778.jpg中庭にはイサムのデザインする遊具が2つあった。子供だけでなく、大人もちょっとホッとした表情になり、腰掛けたりしている。モエレ沼公園ではこのコーナーを見る時間がなくなってしまったのをいまさら後悔する。もっといろんな遊具が並んでいたはず・・・。

そして最後の部屋では彫刻のスケールを超越する、大地をデザインするというランドスケープデザインの模型が並ぶ。
d0036951_0452761.jpg20代でつくった「プレイマウンテン」は50年を経て札幌に誕生しているというストーリーもスケールが大きい。当時は彼のこの感覚は共感されなかのも理解できる。
d0036951_0454685.jpgそして彼の最後の作品である「モエレ沼公園」の500分の1の模型が鎮座する。6月には何時間もかけて彼の作品の中を動き回ったが、模型を鳥瞰できて感慨深い。80歳を過ぎたイサムが亡くなる前にこのデザインを完成させていた・・・という事実。計り知れないイサムのヒューマンスケール感覚には脱帽するしかない。d0036951_0461064.jpg
模型の公園のいたるところに約2~3mmのピンでぽつぽつと人間が表現されている。6月には自分もその1本だったことを思い出した。いつかまたそのピンの一つになって彼の作品の中にもぐりこみたい!
(ということでリアル「モエレ沼公園」スナップ)
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by imusam928 | 2005-11-21 00:33 | アート・芸術