のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

『NINAGAWA十二夜』@新橋演舞場

d0036951_2322532.jpg書いて途中で保存して忘れていた。先月28日の千秋楽を鑑賞。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シェイクスピアの『十二夜』を蜷川さん演出で歌舞伎、と言う組み合わせで以前から気になっていた。公演時間が合わずに行けなかったので初めて行ってきた。今年3月のロンドン公演を終えての凱旋公演。
見終えた感想としては、そういえばシェイクスピアもこういうのがあったね、という感じ。シェイクスピアというと難しい長台詞や悲恋・悲惨な物語、というイメージだけどこの作品は「真夏の夜の夢」とならぶ喜劇。当日はあいにくの天気で日曜日の夜が台無しな気分だったが、明るいお芝居で暗くならずにすんだ。でも、菊之助ばっかり見てたかな(笑)。
7月は大阪公演。



幕開けいきなり舞台全体が鏡張り、私たち観客席が丸写し。こういうオープニングは蜷川さんらしい。そして、マジックミラーが暗転して大きな枝垂桜が舞台いっぱいに見事に咲き誇る。圧巻。
舞台全体は歌舞伎様式、衣装や小道具なども架空の時代だけど、和装+洋風味付け。たとえば着物の襟からフリル、など。
登場人物の名前を和名にするなどの工夫もあれど、詳細の物語がわからないので、素直に鑑賞した。そうすると歌舞伎調の言い回しをする会話と、いきなり「Yes! I'ts Me!!」とか短い英文を繰り返す役が入ったりして、最初は違和感だった。ロンドン公演のままなんだろう。現地では受けたのかもしれないけど、私は微妙・・・。でもファンには受けていました。
私は、早代わりする兄妹双子を一人で演じる菊之助ばっかり追ってたかも。最初に船で遭難するシーンでのあまりの早代わりが不思議で、片方が消えてから片方が出てくるまでの秒数を数えたりしてみてた(笑)。
だって、本当に私のカウントでも10数秒!綺麗な姫とりりしい兄の切り替えとか頭はどうなってんだ。時には、舞台袖に消えたはずなのに、花道から登場したりして、裏で疾走していると思われるが、息なんか切れてないし汗も見えない。
後半、男というのを隠して使える主人への思いを秘めた琵琶姫と、妹を探しきりりと立ち回る勇ましい兄・主膳之助の様子は声色も違い、丁寧に演じられて感動しました。菊之助も大人になったわね・・・という気持ちです。同じく2役を演じていた父・菊五郎よりも母の美しい面影が舞台にあがると目立つ気がします。
だけど、最後にハッピーエンドとして二人が同じ舞台上に登場する衝撃シーンは、どうなるんだろうとは思ったけど見ていて衝撃でした。これは難しいところだけど、人形にするわけにはいかないし・・・。ま、喜劇ってことでいいのかな。そう思うことにしました、はい。
菊之助の成長振りとあわせ、やはりこの人、と思うのは亀治郎さん。琵琶姫の偽りの姿(男)に惚れてしまう姫の女中だが、動きも笑いの切れも一番です。古典も現代もいろんなお芝居を上手く混ぜ合わせることができる人。舞台にいると安心して見られる役者の一人です。
[PR]
by imusam928 | 2009-07-12 20:34 | 観劇