のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
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四国の百名山ふたつ制覇

なかなか行くことないところだと思う。四国って。
なので、「四国にある百名山2つを登る」と言う話に乗って行ってみた。(10/10~12)

d0036951_11512.jpg10日夜、新宿から夜行バスで大阪へ。そこから車で阪神~姫路~徳島で四国上陸。

d0036951_122875.jpg一応、今までに4県とも旅したことはあるのだけど、生まれて初めて四国に来たという人もいて、鳴門に入って記念撮影する。東京湾とはまた違う、海の景色。
SAにある観覧車、夜景スポットなのかも。



高速を飛ばし、美馬ICから一つ目の剣山(1955m)へ。

d0036951_145560.jpg百名山というと知らない人からはすごい、と言われるのだけど、高いところまで車やロープウエイでいけてしまうところがけっこうある。この山も、1400mあたりまで車でいけるし、そこから1750mまでシングルリフトで一気に上がることができるので観光地という感じ?
私たちもアウトドア・山登りを楽しむためにはちゃんと登山口からしっかり登るべきなのだが、遠方から来てるんだからとか言い訳してリフトを利用させてもらう。都内ではまだまだ気配のない木々の紅葉が確認できて嬉しかった。
d0036951_151742.jpgところが、前日までの雨天のためか、リフトを降りたところではほとんど回りの視界がなくなった。霧に包まれてしまっていたのだ。がっかりしたけど、晴れることを祈って山頂を目指す。

d0036951_161536.jpgしかし・・・まったく残念ながら山頂でも霧。界ゼロに近い。頂上の三角点を見つけられないくらい濃い霧と、吹き上げる強風で気温が急に下がって凍えそうだった。山の天気はこれだから怖い。
がっくりしながらも、翌日に期待ということでとっとと下山してしまった。雨に降られなかっただけよしと思うしかない。

d0036951_164757.jpgその代わりというわけじゃないけど、移動の途中で立ち寄った『奥祖谷二重かずら橋』では気持ちよく晴れて楽しめた。登山に来たのに観光していていいのか?と思いつつ。
これらは平家の時代には本当に本物のかずらのツルで造られていたつり橋を再現しているもの。だから今はちゃんとワイヤーでできているとわかっていても手に触れるツルの感触や、身体は引っかかるとわかってもちょっと滑ったら足は下に落ちるくらいある隙間とか、人が歩くとギリギリ揺れる感じがリアルに怖い。(私は)
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d0036951_182877.jpg 男橋・女橋と2つあるだけだけど¥500。管理費カンパですね。キャンプエリアあり。
そうそう、旅に出ると変わった地名があるのが面白い。
この”祖谷”というのも”いや”と読む。道中にもう一箇所『祖谷かずら橋』もせっかくだから見に行った。こちらは1つしかないけど、自由拝観。そのかわり駐車場料金を取られる。車で来るしかないところだからしかたない・・・。これもカンパだ。

d0036951_193452.jpg山の中をグルグルグルグルと車を飛ばし、目を回し、夕刻には愛媛・西条へ。


これは一瞬先にはでっかい夕日が見えたのに、山陰に隠れてしまったあとの夕焼け。


d0036951_11244100.jpg温泉宿で「フラ・ガール」を鑑賞し、翌朝は二つ目、石鎚山(1,982m)へ。
早朝から期待の青空。山に来ると空が綺麗なのが嬉しい。

d0036951_1184585.jpg西日本最高峰の霊峰というだけあって、お天気の3連休はものすごい人だった。紅葉祭りで登山客も家族連れのハイキングも可能な山は人気なのだ。かなり道も整備されているので、白装束を着たかなりの年配の方の姿も多い。ここも1400mくらいまでロープウエイが使えるので、到着先の社のあたりは一般客と登山客がごっちゃ。

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でもさすがに高いところまで来ると景色が全然違う。

四国もこんな景色なんだ!というように雲海と山・山・山・・・。

d0036951_1213454.jpg山伏の人も何人かいました。休憩中隠し撮り。
この人、ものすごいスピードで駆け上がっていきました。

さて、ここから。
この石鎚山は、ハイキングコースもあるけど、前日のリベンジとばかりに、ハードルートで行くことに(!?)。
この山は、「鎖場」でも有名なところ。
鎖場は名前の通り鎖を使うルートのこと。ここのそれは今までの経験でみた鎖場とは様子が違った。安全のための綱というもんじゃない。
岩壁を鎖を頼りに登るのだ。
d0036951_1232117.jpg遠くからみるとこんな感じ・・・。
途中の登山道から人が縦に張り付いているのが見える。遠めには鎖もみえないとロッククライミングしているみたい。

d0036951_1241812.jpg下から見ると、お尻オシリお尻。
混んでなければ自分のペースでいけるのだけど、この日はかなり渋滞。
中途半端なところで止まってしまうのがとても怖かった。
片足だけ鎖に引っ掛けて立ってたり、靴の先だけしか岩についてなかったり。
とても足元は見られなかった私。

見たことのない大きな輪の鎖は手でしっかりつかんで自分の身体を引き上げるためのものでもあり、足場でもある。
まずはトライして1つ2つと登っていくと、自分の体重をどーんと腕で感じて不安になった。

小さい頃から運動神経がなく、体重も平均値オーバーだったこともあり、鉄棒・雲梯(うんてい)は全然できなかった。懸垂なんてもんではなく、逆上がりすら小6までできなかった。
そんな嫌な思い出が蘇る。
冷静になると、こんな危険を伴うコースを選んでしまったことに後悔の脂汗がでた。それでも大渋滞で次々と登ってくる人をおろして引き返すことはもうできない。高いところが怖いというよりも、腕の力がなくて進まなかったり、滑って落ちたりという恐怖が襲ってきた。
以前、心得のひとつとして教えてもらった三点支持を思い出して、一回ずつ手足を動かす。
*三点支持:両手両足を4つと考えて、ひとつずつ動かして進んでいくこと。

これをちゃんとやっていれば、腕だけで上がるのではなく、身体も真っ直ぐ立つ位置まで起こす。しがみつくような姿勢は危ないのだ。わかっていても腰が引けてるし、手足をバタバタしているので、後ろから「その足(位置)はやめたほうがいい、上!」とか「岩じゃなくて鎖つかえ」とか指示された。
途中で10歳くらいの少年が「もうダメ!ムリムリ!帰る!」と連呼し、同行者の祖父に罵声を浴びせられながらも登っていく。そのやり取りが可笑しくて、鎖にぶら下った大勢の大人たちの笑いを誘っていた。私もこのコのおかげで悲惨な気分を笑いに帰られたような気がした。

d0036951_1343613.jpg無事にクリア!!
後日、腕が筋肉痛なのは言うまでもない。

この石鎚山にはこんな鎖場が4箇所もある。普通の登山道もあるのだが、この鎖場にチャレンジするというのが名物らしい。最初は「試しの鎖場」、これはパワー温存でパス。
あとは1の鎖33m、2の鎖65m、3の鎖68mを登りきることができた。まだまだ頑張りました。
山頂まで一気に来られるルートで空いていれば速いのかな。
d0036951_13620100.jpg視界の左方向に見える岩場の天狗岳にはちいさく人の影が見える。
クライマーがアタック中だった。鎖場で神経衰弱してきたあとなので、目の前で岩山にしがみつく人間を見てゾッとした。身体、重いのはホント負担です。

d0036951_142530.jpg山頂は押せ押せの満員御礼。こんなに混雑しているのも富士山以来というほどの人手。
山頂社から、クライマーがぶら下っていた天狗岳まで15分ほどでいけるコースがあったけど、混雑による行列で断念した。

ちなみに帰りに立ち寄った道後温泉。まさにイモ洗い状態~!・・・ショックだった。日本最古の温泉の姿が・・・自粛。(日にちと時間が悪かっただけですけど。温泉質はいいと思う)

d0036951_143116.jpg今まで私は夏山しか行かなかったけど、10月で紅葉が綺麗なのを改めて確認。
緑の常緑樹・針葉樹の中に輝く赤やオレンジの紅葉は私が今まで見た山の紅葉の中では一番かと思う。都会の中でも紅葉は美しいけれど、青空と太陽をたっぷり浴びた発色は見事だ。見たとおりに撮影できないのが悔しい。

d0036951_1432340.jpgだから、葉っぱのみを再撮影。
童心にかえってる?

1年ぶりの山歩きは、心配だったけれど、行ってよかった。
来月のフルマラソンを控えて連休つぶすのはどうかとも思ったけれど、高地トレーニング+筋トレだと思うことにしている。追い詰められてアスファルトの上を駆け回るだけよりは私にはよかったはず、と信じることにする。
山歩きも楽しい。今の私にはとても貴重な体験。行き帰りの道で交わす多くの人と会話、普段の生活ではありえない色の景色、眩しい空や雲や樹木のコントラスト、清々しい風の匂い、太陽の力、琴線に触れる小鳥のさえずり、五感を開放して素直に感動・感謝することを思い出させてくれるのだ。そういう感情、忘れないようにしたいと思う。
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by imusam928 | 2008-10-21 01:52 | 国内の旅