のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
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The Jewels of TIFFANY@東京都庭園美術館

d0036951_14322250.jpg 先週ですが、曇りの朝を待って昼過ぎに晴れたので行ってきました。ティファニーのジュエリーといえば、たて爪のダイアモンド!?と思っていたけど、はじめて一人で行ったNYのメトロポリタン美術館のステンドグラスを見てから興味がありました。が、現実的にお店に行くような縁もなく・・・。でも、この展覧会ではそんなティファニーの創立からの歴史を実際の美しい宝飾品を実際に見ながら知ることができて、ひととき贅沢な気分になりました。
 NYの5番街にあるのは有名だけど、当時はユニオンスクエアに工房があったり、パリを拠点にヨーロッパから国際的な人気を高めたり、実はカラフルな石をたくさん使っていたり・・・と、それぞれの時代の背景とともに、そのときのデザイナーや流行がわかるようにカテゴライズされた展示は、こじんまりとしていても充実していました。なにより、豪華なジュエリーが目の前にあるというだけで、私もふくめて女性陣はガラスケースに顔寄せギリギリまで迫って凝視していました(笑)。
 1837年に創立されてから20世紀前半ごろまでの、細かいデザインや絵画のような色合いの宝石・貴石を使った作品はまさに職人たちの手仕事が活きているすばらしいものだったなあ。あのMETのステンドグラスを思わせるような水彩画のような色合いの石を使ったものが素敵だった。デマントイドという緑のガーネットや、ネフライト。シンハライト、クンツァィトという薄い色のはじめて聞く石の名前もたくさんあった。「誕生石が地味なアクセサリーばかりなんだよね」という友人に見せたくなるような、モダンなアメジストのジュエリーもたくさんあった。カボションカットでスタイルも輝きも穏やかで、バリの銀細工を思い出すような繊細な加工のものなどは、レプリカでショップに並べてほしい・・・!日本の影響を受けたという装身具でも、何故にカエルがトンボを食らう絵柄を!?と思うものがあったけど、レプリカあったら欲しいです。私、トンボやクモって形は本当にスバラシイ、と思っていて、小さいころ友達に気味悪がられたのを思い出したけどティファニーに共感してもらえた感じかな。木の葉や花の実際の形をリアルに表現したものも好き。
d0036951_14331227.jpgだから”ティファニーダイアモンド”は、それに乗っかっているトリ部分がキュート!いや、だけどあの大きいダイアモンドに乗ってるからキュートなのか?ホントにレプリカ希望ですわ。
 だけど、その半面で太平洋戦争以降はだんだん金属も石もボリュームだけを強調するようなデザインが目立ってインパクトが勝負の世界になってきている感じ。大きいほうがいいの?お、重くないの?世の中の変化でもあるけど、19世紀後半は美術工芸の技術とデザインの成長期だったのかなと思う。ティファニーの代名詞ともいわれる縦爪の指輪、3.5カラットのダイヤは見事な輝きを放っていたけれど、大混雑の鑑賞の中の私に強い印象を残したのはファイアーオパールの微妙なオレンジの首飾りだったりする。



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ここは以前から”庭園”美術館という名前から、一度行ってみたかったところだった。 白金台の駅をでてからの街路樹のイチョウも残っていたし、美術館入口も足元まで黄色。門から美術館となっている旧朝香宮邸までのアプローチをゆったり歩いて、左手に小さな”庭園”がある。
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d0036951_1444278.jpg木の実のリース?をくぐってすぐの芝生の広場。美術館の建物も、20m以上もありそうな大きなヒマラヤスギに囲まれてしまったせいか、急に別世界に入ったみたいに感じます。丈の大きな樹木はなんとなく安心させてくれる力があると思います。館内の窓からのんびり庭園をみたいものです・・・。 
 広場の置くにはいくつか彫刻もある。安田 侃の白い石の彫刻があった。今年、直島でこの彫刻家に出会って何かと縁があるみたい。子供が座ったり輪をくぐったりできるのがいい。
 となりの西洋庭園は時期であればバラやサクラが咲き、ガーデンフラワーが彩る華やかな雰囲気なんだろう。今は枯葉舞う中、ベンチでは家族がランチ中だった。

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d0036951_14415143.jpg そして日本庭園。季節柄まだ紅葉は間に合うか・・・?ギリギリ間に合いました。小さな池の周りのモミジが散り始めていて、見上げるだけじゃなくて池も小路もモミジでいっぱい。外国人が興奮して写真撮影していましたね。私も今年はあまり紅葉を見にいけていないので、この一角でしばし秋の終わりを堪能・・・。晴れてよかったです。
 思ったよりはとても小さい庭園だったけど、たくさんの樹木草花があり、ほどほどに手入れされている様子は心地いいものでした。(あまりキッチリ掃除されすぎてるのは好きじゃない)明るいうちにと私は先に庭園を見てから美術館に入ったけど、鑑賞後にホッと一息もいいでしょう。今度はとなりの自然教育園も行ってみよう。
 だけど、ちょっとだけ。すぐ横の首都高の騒音と排気ガスが気になる。大都会の真ん中でこの小規模の空間を残すので精一杯なんだろうけど、日本の高度成長は多くのものを破壊してるなあと残念に思うのでした。

詳しくは東京都庭園美術館
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by imusam928 | 2007-12-16 14:55 | アート・芸術