のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
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ア・ラ・カルト~役者と音楽家のいるレストラン~@青山円形劇場

d0036951_2162984.jpg 昨日、2年ぶりにチケットが取れて行ってきました。年末恒例「ア・ラ・カルト」。なんと今年で19年目だとか!!すごいロングラン作品ですね。今じゃ人気がありすぎてぜんぜんチケットが取れなくなってしまって、とても毎年行けてないけど、バレエの『くるみ割り人形』のように、このシーズンになるとそろそろ『ア・ラ・カルト』の時期だな、と思うような感じです。

 私が最初に見たのは何年だったのかな?まだ円形劇場を円形に使っていなかったころだったと思う。”役者と音楽家”の高泉敦子/白井晃/陰山泰の3人の役者とヴァイオリンの中西俊という組み合わせだけはずっと変わらず。そして、クリスマスの気分のなかで、笑ってちょっとジーンとして、ほわっと幸せにさせてくれる雰囲気も変わらず。ゲラゲラ笑うシーンもあるけど、ついニンマリするようなエピソードで、観ている自分がすごい笑い顔になっているのに気がついて気恥ずかしかったりするけど、向こうの客席もにこやかにしてるので安心したりして。そう、この円形劇場の真ん中がレストランなので、ほぼ300度に客席、残り60度にバンドがいる、ほぼ全角度に見られる舞台なんですね・・・こっちは楽しいけど冷静に考えると役者はやりづらいだろうな!?



 メニューをコースではなく、好きなものをオーダーする”アラカルト”のように、クリスマスのレストランでのいろんなお客さんのエピソードをいくつも演じるお芝居だけど、毎年登場する人気者もいる。タカハシ君とのりこさんの2人とか、歌手のペギー富岡さんが登場するだけで、往年のファンは大喜び。ちゃんと今までの歴史がつながって今がある、というか、劇中の彼らも一緒に年をとっているのが嬉しい。2年前はハズキちゃんとパパのシーンだったけど、今年はパパとママのシーンだった。だけどちゃんとハズキちゃんの存在がわかる。こんな数年前のエピソードとかわかる人にはわかるんだろうなあ。それがまた嬉しい。
  ここ数年はゲストの役者が一人、今年は筒井道隆ということで、彼目当てっぽい人もいました。たぶん舞台で生を見るのは私もはじめてだけど、画像を通して見るのと同じようなのんびりした、でもしっかり真っ直ぐした感じは変わらない。彼の登場する3つ目の話は、どんな役でも七変化する高泉さんが私の席からは背中を向けてたせいもあるけど、あまりに彼が自然すぎて、周りの客席がなくて、レストランにいて、ほんとうに隣のテーブルではそんな会話が繰り広げられてそうだった。じわじわと幸せ度数が上がるお芝居で、高泉演じる年上の女性はどんな表情をしてたのか見たかったけど、想像してこっちがニヤケてしまう。何気ない、でもちょっと幸せなエピソードをお芝居にするこの人達のチカラがすごいと思う。
 会話のほとんどない「ラストダンス」も恒例。数十年後の白井・高泉の姿を予言しちゃってるような老夫婦のやり取りには、笑いながらもジンときます。
 
 そんなホンワカムードもあれば、ペギーさんに始まる賑やかなショウタイムも年々パワーアップしている?Rollyや去年の石井一孝版を見られなかったけど、その影響もあるのでは!?と思うような陰山Tequila!は最高でした。4人ジャクソンズでアフロヘアで踊りまくった後に、アフロを取って一人ステージでFly Me To The Moonを歌う筒井クンもまた独特の世界をつくりあげていましたねえ。4方向から見つめられる中で、アフログループでソウル→ソロでボッサノヴァを歌う切り替えができるのが、プロだ(笑)。
 筒井ワールドもおもしろい。芝居から出ると今年風に言うとハニカミキャラというか、控えめの照れ屋な感じ。この出演を受けたからには、何の役をやるかわからないし、歌も踊りもありと承諾しているだろうから、アフロもソロも嫌々ではないだろう。いや、本当は恥ずかしいけど必死な感じが、芸達者すぎる3人との対比での独特の可笑しさができあがる。狙ってたらすごいけど、たぶん別の舞台で共演したと言っていたので、白井さんがそこに目をつけて出演交渉したのではないかしら。すらっと背も高くてギャルソンの格好はお似合いですが、ラメスーツにアフロもありですよ、うん。
 芝居あり、音楽ありのアラカルトは音楽も素敵です。あたたかい音色のヴァイオリンの中西さんはいろんな引き出しを持っていて、カントリー風だったりアイルランド風だったり、ジプシー風だったりとメリハリのある音楽をしっかり、そしてしっとり聴かせてくれる。でも最初に観たときに「ヴァイオリンでしゃべってる」っていうイメージは変わらない。そしてほかのバンドマンもしっかりと芝居を理解して楽しんでいて、なんというか、その一体感が3時間という長さを感じさせないんだと思う。ほんと、生演奏が聴けるレストラン、いや芝居っていいです。

 今年から休憩時のワインサービスは有料+ソフトドリンク(無料)になってしまったけど、あれだけ劇中でシャンパン・ワインの栓を抜かれては飲みたくなる!ということで300円で赤ワインをいただく。料理もお品書きを頭で想像するだけで、空腹には本当にこたえる。チーズでも持っていけば良かったねなんて話していた。このお芝居が終わるのは9時半過ぎなので、「あんなふうにゆっくり美味しいもの食べたいね!」といいながら帰り道なのでした。
 
 地下鉄の中で、もう12月かぁ、1年いろいろあったなぁ、なんて年忘れモードに浸ります。激流の師走、ホンワカ気分がもうしばらく持続しますように・・・。
 さて、来年は20周年記念。今からとても楽しみ。まだ年も明けていないけど、来年チケットとれますように!!
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by imusam928 | 2007-12-12 23:40