のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
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初挑戦のNYCM・・・Start~天国

 いよいよスタート時刻が迫る。
 整列してスタート地点に移動するまでもギュウギュウな状態で、みんな次々に身につけたものを脇に投げ飛ばしていた。区切られたラインごとに移動して、いよいよスタート地点だ。d0036951_1511084.jpgd0036951_1513414.jpg
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さっきまでふもとにいた橋の上に来た!!オレンジのバルーンが見える。右手にブルー、左手にグリーン、真ん中にオレンジ。真っ青な青空がまぶしい。こんなにいい天気になるなんて信じられない、でもそれがすごく気持ちを高揚させてくれた。フランクシナトラの「New York, New York」が聞こえる。去年は聞こえなかったよ~って仲間たちは感涙だ。
 花火のような空砲が響いた。スタートだ。10:10。「スタート?したんだよね?」私はきょろきょろしたまま緊張を乗り越えてワクワクすらしていたと思う。




 昨日は曇ってたのに見事な青空、走りやすい暖かさ、世界中から集まったランナーと一緒に走り出して行くスタートは、本当に気持ちよかった。いきなり長い長い橋をゆるやかに上って下るというのもまったく気にならなかった。よく見るシーンの一部に今自分がいるんだとか、遠く左前方にかすかにマンハッタンが見えたりとか、いきなり小出監督が登場したりとか!!とにかく、テンションあがりっぱなしだった。
 そのあとも、背中の名前シールを見て「日本からの○○サーン、オハヨー」といきなり話しかけられたり、数人で大声で気合を入れながら進むどっかの国のチームに笑ったり、向こうに見えるグリーンとブルーのコースがどうなってるのか気になって・・・。MAPみて最初の橋だけで2Mileもあるの!?と驚いていたのに、あっという間で気がついたら3Mileだった。

 元来はジメジメと暗い私なのだが、いくつかの仕事のやまを乗り越えて、最近ここぞというときの”開き直り”を覚えた。”前向き”とは違うけど、能天気に物事をとらえるというか、嫌なことより小さな幸せで楽しむ。こんな日は、心臓バクバク、ドキドキ緊張しっぱなしなんだけど、小さな幸せ・・・例えばみんなでしっかりご飯食べられたとか、朝焼けが綺麗だとか、無事トイレに行けたとか(笑)、空が青いとか。安心要素だけを考えて、無理やりテンションを上げていた。それがスタートで全開したのだった。
⇒詳細はNYCMMAP
d0036951_1741013.jpgBrooklynに入って、しばらくは直線コース。広い長い道路を、沿道の声援とアメリカっぽい町並みを眺めながら本当に気持ちよく走れていた。出発の2週間前から風邪をひいてほとんど身体を動かせていないまま来た不安や、しつこく治らない喉の痛みが嘘のように感じなくて嬉しかった。寒かろうという心配は、ほどよく日差しを浴びながら汗を感じながら、どこへやら。
d0036951_1535124.jpg  Mile標識を見て、ラップタイムが実感がわかないのだけど、5kmタイム表示をみて飛ばしすぎだ!と心を落ち着かせた。(5km/00:30:59)ちょっと先にオレンジバルーンの4:15のペースメーカーの集団が見えてきて焦ったほどだ。
 ここら辺は道も広くて走りやすい。でも3色のコースは8Mileで合流ということだけど、直線コースもずっと平行なので、色ごとに少しずれたMile標識の違いに最初混乱してラップタイムがちゃんと使えないでいた。でも気持ちよく走れていることで、あまり気にしなかった。ホノルルのときは暗いせいもあって10キロちかくまで標識すらよく分からないことを思えばとても明確標識だ。
d0036951_1565355.jpg アメリカらしい石造りの町並みと暖かい声援が、ものすごい勢いで流れる多国籍ランナーを後押しする。ずっと先の道までランナーが埋め尽くす、その様子は圧巻だった。ずっと手にデジタルカメラを持っていて、気まぐれにシャッターを押す。いちいち画像はチェックできないけど、なんとか雰囲気を残したくて撮ってみた。そして、「楽しみにしてるから!」という仲間の声と、初めてのコースを記録する、ということでモブログも何度も送った。スタート地点こそみんな記念撮影していたけどカメラ持っている人はあまりいなかったかも?私も余裕があったころ。(10km/1:00:45)

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 給水は1Mileごとに用意されていて、とても安心できた。毎回飲んだら飲みすぎなくらいだった。そのたびにおびただしい数の紙コップが道路に投げ捨てられた。よけられずボコボコ踏んで進む。ゴミ箱なんて、ない。あとでまとめて片付けるからいいのだ!給水エリアで靴の裏が塗れて、キュキュッと鳴る感じがいやだったっけ。

 3色が合流した8Mileをすぎたあたりからは道も狭くなり、両サイドの応援が近くになった。よりアットホーム感が伝わる。走る人達が多国籍なら応援だって多国籍。みんなわが国の国旗を掲げ、国のカラーを身につけ、その国の言葉で応援する。イタリアはランナーも応援も激しい。「日本から来たの?ヒュー!」と声をかけてくれるのはうれしいよ。まだまだ快調だったころ。(15km/1:31:46)
d0036951_1572457.jpg  残念ながらBrooklyn地区では日本の声援はほとんど見つけられなかった。だんだんこっちも日本の応援を探すようになっていた。Greenpointあたりだろうか。初めて大きな日の丸を見つけたときには思わず駆け寄って行って「わーい!どうもありがとーう!!!」と大声で叫んだ。あっち側でも、日本人来たー!という笑顔で「キャー!がんばってーッ!!」と応えてくれた。手を振って、何故だか涙がでた。その後も控えめに振る日の丸を見つけたり、「ニッポンがんばれぇー」の声を聞くたびになんだか、ちょっとした郷愁に近いのかもしれないけど、涙した。少し先に背中にMARIKOと書いた女性を見つけたけど追いつけなかったけど、私も「マリコさん!」って言いたかったな。普段は気にもしない日の丸の威力を感じるひと時だ。オリンピックとかワールドカップ、日の丸を背負うアスリートたちの重圧とスタンドからの応援の力、というのをちょっとだけ理解したような気がする・・・。

d0036951_157777.jpg Williamsburgあたりからだろうか。日がかげってきた。まだ寒い感じではないけど、数人しかいなかったので一度トイレに並んだ。その後、さすがに最初のような元気はなく疲れてきた気分ではあったが、足の進みはまだ軽かった。コースの道が左右に曲がるようになってきていた。
 そうだ。ここらへんは、バナナの”TOBY”に沿道の声援をほとんどもってかれていたな。ペンギンは人気無かった。両脇からみんな、Go!Toby!!だった。追いつけなかったToby..!(笑)

 そろそろ13Mile。やっとハーフマラソン。そのころ、わたしのマラソンの、天国だった時間も終わろうとしていた。~続く
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by imusam928 | 2007-11-13 22:50 | 2007 NYCM