のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
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Run合宿@安比高原

 きっかけはブログから、で広がったラン仲間と合宿しようという話が持ち上がっていた。
 走ることと同じくらい食べたり飲んだり笑ったりが好きな人たちだから、「なんちゃって合宿」という感じで小さな旅になるんだろうと考えていた。行き先は安比高原。私はスキーでしか行ったことがない。ぺんしょに泊まるのも久しぶり。
 結論から言えば、本当に「走る合宿」だった!
 
 都合で金曜の夜に到着した私は、電車の窓から先に到着して迎えに来てくれたみんなの姿に驚いた。これじゃどっかの実業団!?無人駅にカラフルなウエアのランナーたちが出迎えてくれた、の図だった。久しぶりの再会に興奮しながらも「これは、本当に走るのだな。」と浮かれ気分を抑え、認識を新たにした。
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 ボリューム満点の夕食を堪能して、お酒も入ると話も弾む。満腹満面の笑みで「明日は100km!」と盛り上がる。実際に今年ウルトラマラソン制覇した人もやってくるんだから、どんだけ走るのだろう。「朝日を見ながら走る!」これは御来光はまにあわないけど翌日の朝に実行された。そうだった、みんな私なんかよりもずっとずっと走る人たちだったのだ。
 そんなわけでどれほど走れたか振り返ると。



1st Run:
 土曜の朝は、なんと6時半から走った。朝の弱い私にしたら上出来すぎる。しかも朝ごはん前。今振り返ったらそのことが驚きだ。
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 集まった女4人男1人のランナー。寝起きのままゆっくりゆっくり走り出すと朝の風が気持ちいい!もう空は高く青くて雲ひとつない。車もほとんどこなくてススキがなびく道路を広々と走るのも気持ちいい。夏の緑が濃い。

 ペンション村を横切り、見つけた看板で「かんの湯」を目指すことになった。私は全然道路地図はあたまにないのでただついていくだけだった。この道はゆっくりゆっくりだけど、確実に下りの道、走りやすい。しかしずっと下りが続く。ということは・・・帰り道はずっと上りだ!ということに最初はテンション高かった私たちもあせるが、30分もすると目的地についた。トイレを借りて一呼吸入れる。ゆっくりだけどしっかり汗ばんでくる運動量だった。
d0036951_159234.jpg 帰り道は当然上り続けることに。下りのときよりも斜度がきつく感じたけど、ゆるい坂道を登るのは嫌いじゃないので、ゼイゼイ言いながら進む。でもみんな言葉少ない。しゃべったせいかのどが渇いた。水がないのが苦しかった。
 約8キロ。早起きしてよかった。日常から離れた、という気分を盛り上げてくれたランだった。


2nd Run:
 自慢の朝食を完食して満腹、そして心地よい疲労と揃えば、昼寝。小一時間まったりした。
 そのあと、今度は昼飯前ランへ。リハビリ中の1人が加わって6人のランナーは今度はスキー場が見える方向へゆっくりゆっくり上っていった。
 ペンション村を上ると安比スキー場の広大な駐車場にでる。(夏でも駐車場だけど)バブルのころには大勢大挙したであろうホテル群も今はどうなのだろうか。そんな建物を右の横目に見て、上る。
 やはり車は少ない。6人が汗だくで走っている様子はどの車も珍しそうに見ていた。
 高層ホテルよりも高い位置まで上りきったところで行き止まり。ここは雪の道では先に進めそうだがアスファルトは絶たれていて、車もUターンしていた。
d0036951_203943.jpg 正午近くにランニングしているなんて東京では自殺行為だけど、高原は違う。日差しはきついけど風が本当に爽やかだった。上りの苦しさと裏腹な下りの爽快感。あっというまに下りきってしまうのが残念なくらいだった。その後、ランチを目指して安比高原牧場へ。
 約6キロ。汗をかいても不快指数が低い、これぞ避暑地のランだった。

3rd Run:
 今回の旅が”合宿”と言い切れるのは、このコースを走りきれたからかも。
 昼過ぎに到着する2人のランナーをペンションで迎えた。旅の疲れも癒させないまま、30分もたたないうちに着替えて走り始めていたんだから、すごい。
 実はこの「ぺんしょん むってぃ」さんのオーナーご主人さんが元陸上部!!今も時々このあたりをランニングうする!ということが前夜夕食後に判明。おススメコースなどを聞いているうちに、なんと忙しい時間を割いて案内してくれることになった。それがこのラン。
 なので、オーナーさんをガイド兼コーチとして、着いたばかりの2人を加えた5人がそのあとをついて走ることに。
 説明を聞いていても地の利がわからずだった私は、また着いていくだけ。甘かった。

 昼ランで通った安比グランドホテルまで上り、そのゲレンデを横切ると森の中へ・・・。!?
 えええ!?森の中!!

d0036951_28220.jpg ・・・こ、これって、これって!?と走りながらちょっとパニックになるが、ぼやぼやしていると木の根っこや草に足を取られそうで、必死になった。森の中の散策コース、という感じの看板がチラリと目に入ったけれどこちらは走行中。散策でもキツイだろうと思われる上り道をヨイショと進む。心臓バクバクだった。
 しかし、なんともいえない空気の感触。森林浴としては最高だろう。しかし落ち葉でフカフカの地面を、私たちは走る。コーチがいう「最初にドカンときついです」という最初がどこまでなのかわからないくらいずっときつかった・・・。
 しかし20分ほどで舗装道へでた。しばらく長く緩い上り坂。北海道みたいだった。舗装道でも突然トレイルのダメージで楽には感じなかった。
 その後、ブナ2次林の中へ入る。安比高原のMAP
 
 2次林というのは人の手によって再生された森林のこと。昔ここに住んでいた人々が薪炭用に伐採し、その後再生したらしい。だから世界遺産に登録された白神原生ブナの大樹と比べるとずっと細い。繊細な幹はまっすぐに聳え立ち、美しい森だった。自分自身にたっぷりと水分を蓄えることができるブナの木は安比高原の水源だろう。落ち葉になっても腐りにくく、重なる葉の隙間にまた水を貯められるそうだ。
d0036951_241382.jpg 約2キロの林の中。20mごとに前後の距離を示す標識をたどって進むが、四方八方に白っぽい木肌のブナ樹林は自分の位置を見失いそうでちょっと怖かった。いや、実際にはそんな周りをじっくり観察する余裕なんぞまったくなくて、徐々にみんなについていけなくなっている私は息も荒く、転ばないように、遅れないように前の人の足元を追っていた。写真撮っている場合じゃなかった。森林浴も深呼吸する暇がなかった。置いていかれたらどうしよう、と思ってがんばった。

 でも、また行くことがあったなら、ゆっくり散歩して景色ももっと楽しめたらと思う。
 あとで地図を確認したら、スキーゲレンデのある前森山の後ろの西森山の方まで行っていたらしい。山をバックにした湿原地帯にはススキにトンボ、虫の声・・・と秋の気配を感じた。
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 ブナの駅に出たあとは舗装道路を下っていく。こんなことならランチをしっかり食べるんだった!!とややエネルギー切れの身体がうらめしい。下りも楽しくなかった。
 でも最後にグランドホテルまでの散策の森は、へとへとだったけどトレイルランに慣れたのか、登山感覚がよみがえったのか、木漏れ日の中で地面に吸い込まれる感じが心地よかった。平らではないけど、自然の起伏がかえって自分には自然に受け入れられる気もする。
 距離だけでいえば約13キロ。心の準備もなくプチ・トレイルデビューしてしまった~!!疲れた第一印象だったけど、なんとも面白いコースだったなあと振り返った。地元の人がいないとこのコースを「走る」なんてなかったと思う。オーナーさん、ありがとうございました。いつもの練習ができなくてごめんなさい(笑)。

Last Run:
 「長い距離が走りたい」ということで翌日は午前に1回。たっぷりの朝食後に5人でスローにスタート。LSDだよ、といいながらペースをコントロールされていたが、またしても私はとにかくついていくことに。事前にオーナー”コーチ”にコースも確認してくれていた。
 前日の早朝ランのときに目指した「かんの湯」の先に進む。少年サッカー大会の声援が山に
こだまするのが健康的な日曜日だ。
 輝く稲穂とうっすらと白い花の咲く蕎麦畑、安比の名産であるリンドウの紫紺。民家の庭やあぜ道にはヒマワリ・ダリア・ペチュニアなどの夏の花とまざってもうコスモスも満開だった。そんな色彩の世界で過ごすのは灰色の毎日を思うと羨ましくなる。 スローペースなのでおしゃべりしながらなんとか遅れずに、そんなのどかな風景のなかを走った。
  
 ところが、少しずつ舗装道から林道になり、いよいよジョギングには不向きな砂利道にでたために、引き返すことになった。途中で畑仕事の傍ら声をかけてくれた農家のおばちゃんがまた見つけてくれた。今度きたらスイカご馳走になりたいですよ・・・
 
 引き返して「かんの湯」に戻った。そうだココからまた上り続けるんだった。さすがに1時間弱走っての上り坂数キロはキツイ!!2人がペースを保って進み、2人は歩き出す。真ん中でなんとか自分のペースで止まらずに上りきることを目指した。
 なんとか上りきって、集合場所の安比高原牧場手前の交差点まで行った。だけどもう前の2人の姿はなかった・・・。息を落ち着けてあとの2人を待った。
 約15キロ。本格的にLSDだったらもっともっと、なんだろうけど、上り下りと暑さ!!距離だけじゃなくて高度計があると盛り上がったかもしれない!?

以上がオモテの合宿成果。
ぜーんぜん”なんちゃって”なんかじゃなかった。2日間で40km。距離だけでは語れない坂道トレーニングだったし。走ったなあ。・・・あたりまえだ。みんな毎日のように走っている正ランナーなんだから。本当だったらもっともっと走っていたのかもしれない。マイペースという言葉でごまかしている、サボってばかりの私はいい刺激をもらい、走ることができました。
走る記録以外のことはまたあとで。
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by imusam928 | 2007-08-28 23:51 | スポーツ