のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
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Musicalを4つ 

 NYを訪れる楽しみの一つが本場のエンタテイメントをみること。日本じゃ演劇が好きでもあまりみなかったMusicalも、Broadwayに行くと雰囲気も含めて大好きなんです。もっとも英語力がついていかないので、歌の歌詞とか、セリフまわしや、まわりが笑いにつつまれているのに取り残されるさみしさはあるけど、そんなことを大きく超えるエネルギーを吸収できますから。
 今回は本当に事前検討ができずに行ったので、今年のトニー賞ノミネートの一覧を持って、あとは現地にいった直感で選ぶことに。街の宣伝だったり劇場周辺にいったときに感じるものがあるから。ちなみに何が賞をとったのかはわからなかった・・・知らないほうが先入観無しでいいかと思ってあえてみないで行ったかな。
 でもチケットはそれこそ、あれば見る、なければ別のもの、という感じで。トップシーズンではないらしいですし、絶対この作品!とか良席での観劇をこだわらなければ、全然問題なしに手に入れられるはず。っていう態度で開き直って行きました。
d0036951_1112117.jpg といっても到着日すぐにTimus Squareへ向かい、ノミネート一覧をみながら割引クーポンをプリントしたのを持って、昼間の劇場街をうろついてみた。まだまだネオンの夜の雰囲気ではない。一つ目にいった劇場では、トニー賞のあと、チケットはあっても200ドル以上の席だったりしたので土日は断念して平日を購入。やはり賞を取ると違うのかと、あわててもう1つまわってゲット。
 ひとまずホッとして、TKTSも一応みてみることにした。今改装中で場所を移しているところも確認したかった。そうしたら、5時の段階でみたいものがいっぱい出ていた。窓口の列も数人程度ですぐ買える。今、自分が購入した作品もあって、ちょっとがっかり・・・。 50%オフで買えるじゃん。先にここをチェックすべきだった。でもしっかり楽しんできたからよし!



1.A Chorus Line (TKTS $46.5 ORC H23)
d0036951_1104831.jpg ということで悔しい。ほんなら今夜みちゃうか!?という1つ目。
 到着日の夜なので、寝ちゃう恐れもあり?とあまり頭を悩まない感じのものがいい。でも一度みたものはパス。地下鉄から出てきてみえる街の宣伝のインパクトが一番最初に強く感じた作品だったからかな。なんとなく選んだ。リバイバル賞にもノミネート。
 劇中曲とか舞台にずらっと並んだオーディション風景、最後のラインダンスなど、部分的には興味がない人も知っている作品だと思う。私自身も劇中劇とか、パロディみたいな感じでは知ってるけど生舞台は初めてだったのだ。
 だけど、オープニングのシーンと音楽から、もうコレ知ってる!というものの連続で、すっかりウキウキした気分になる。席が端っこのほうだったので、まさにポスターのように端から斜めに並んだ感じになる。もちろん正面でみるのがいいけど、舞台袖がみえたりとプラス思考で。
 20人弱の出演者はほとんどずっとステージに出ずっぱり。ごく一部のソロシーン以外は全員ラインの前でのソロになる。しかもこの演目は休憩なしだったので、観客のこっちも気が抜けないで舞台に釘付け。だけどものすごくそれが集中していられるもので、辛くない。何もないシンプルなステージと迫力あるダンスシーン、もうあっという間で、エンディングのゴールドの衣装でのレビュウで一気に盛り上がって「観た!!」って満足で劇場をあとにした。今思っても初日のコレが今回一番よかったのかもしれない。満足度が一番高い。

2.Grey Gardens (クーポン利用で$65 MEZ C3)
d0036951_1115255.jpg これはトニー賞ノミネート作品で、劇場前も女優賞とったぞ!のはでな宣伝でもりあがってて、BOX OFFICEに飛び込んで購入。でもTKTSにもでていたの(涙)。
 日曜の午後に観たのですが・・・私のNYの失敗の1つがここで起きる。昼にホットヨガのビギナークラスを受けて、そのあと地下鉄3つ目ですぐ行けるはずのベストスケジュールだと考えていた。予定通り5分前くらいに劇場に着いて、チケットチェックを受けて・・・と思ったら「ちょっと待って!これ違う!」と呼び止められる。えー?なに?夜の部?!いや違う、明日みる予定のと逆に持ってきてたのだった。うわー、ホテルにあるよ・・・と青ざめる私。「今から取りにいくから途中でも大丈夫?」ときくと「もちろん。GO!!」と言われ、宿へ。このときは地下鉄も乗り継がないとダメな場所だったので往復して40分。地上では走った・・・。なので、正直前半のストーリーが半分以上とんでしまっているのが残念。

d0036951_1123743.jpg ミュージカルというよりストレートプレイに近いのか?途中歌い踊るシーンもちゃんとあるけど、舞台装置もしっかりしていてわかりやすいのかな。抽象的なものだとわからない母親世代とでもいうか、観客の平均年齢は高そう。シルバーグレイ率高し。
 途中で入って、一番後ろの席で見てて、休憩時間に自席へ。結婚式の日に何か問題があって、新婦が逃げていく、その母親役が次の幕では数十年後?という感じの母娘の娘役を演じているのだが、後半はその女優のパワー炸裂という感じ。私の英語力ではついていけないのが悲しいけど会場をドカンドカンと沸かせていたし、歌も熱唱。ミュージカル女優賞の力を見せ付けていました。それは言葉の問題ではなく感じることが出来たから。

3.Spring Awakening ($86.5 MEZ H112)
d0036951_1125985.jpg トニー賞の影響でしょうか、これだけはTKTSにはなし。そしてクーポン見せても、「もう使えない」と言われ、プレミア席か3階席しかない。ちょっと$200以上は・・・と平日夜の3階へ。
 最初はRentみたいなロックミュージカルなのかと思ったけど、なかなかヘヴィな題材なんだな。規律厳しい時代、若者が恋愛したくて、性の目覚めとでもいうのか弾けるパワーを激しい音楽にのって歌い上げる。クラシカルな服装なんだけど、いきなりロック!というか、隠し持っているハンドマイクでシャウトする。普通に歌ってマイクに歌うよりもオレの主張!わたしが言いたいの!ということにつながるかも。

 ステージ自体はシンプル。だけど、シーンごとにいろいろな場所の設定をちゃんと見せる。こういう演出、私は好き。演技者と少しの小道具とライティングデザインでいろんな場面に変わるのだ。
 今回が初めて3階から見たからというわけではないけど、舞台全体が見えて斬新な演出効果が印象的だった。1つはステージの左右に本当の観客を入れてしまう臨場感。その席の中に役者も座っていて、演技に入ったり、その場で立ち上がって歌ったり。正面から見られないけど迫力は比べ物にならないでしょう。もう1つは全体照明というのかな。正面の壁がレンガのようなものが描かれているのだけど、暗い照明に星ライトがついた状態になると変わる。たぶん蛍光塗料にブラックライトなのか、青く透明感が出てガラスのように見えるのだ。(注:私だけかも)それが綺麗で、まるで3Dで見ているようなCGのような奥行きのある舞台、そのなかで、シャウトする若者たち。彼らの顔がちゃんと見えない分、この全体の印象がすごく強い。
 遠くて顔がはっきり見えなかったけど、若者役はみんなかわいらしい。主役の2人も美男美女。歌もウマイ。命を落す男の子役のちょっとパンクな髪型のコが歌うシーンでは一番インパクトあった。若いコたちに人気がでそう。でも実際は大人が演じてるんだよね?大人の男女役はそれぞれ一人で何役もこなすベテランでしっかりポイントを押さえる。息子の死を前に涙するシーンなんてもらい泣きした。
 音楽もステージ上でバンドが演奏する。ストリングスも入って緩急ありでよかった。

d0036951_1132066.jpg 街中でもオシャレなポスターがたくさん貼られていた。そんな効果も強いかな。観客も若い。しかし、斬新な演出は演技にも溢れていて、ちょっとエッチなシーンも登場する。いや、エッチというかこんなのもありですか・・・というか、ステージでの公開S○Xではないですか。服は着てますけど。前の席の親子のお母さんが娘の目を手で押さえてた(笑)。まあ、蜷川さんのお芝居ではもっと露骨にエロエロだから、Broadwayだってありか?吊られた台の上でそんなシーンで、それを役者が押さえて、それを観客がみてて、ってすごいなあ。いや、でもここが話題なのかもしれないけど、その後のストーリーは切なく悲しく、苦しいものになるのです。前半にはスタンドマイクを振り回しシャウトしていた音楽も、バラードで歌い上げるものが多くなる・・・。ちゃんと重たいメッセージを伝える作品なのでした。
 ラストはええっ、オーバーじゃないの!?っつーくらいのスタンディングオベーション!!ブラボーの嵐。確かにいろんな意味でエネルギッシュな今、の作品だったな。今度は近い席で観たい。そうそう、日本でトニー賞の確認していたら邦題『春の目覚め』だって~?もし日本でやるとしても原題のままにしてほしいかも。
 顔が知りたくてパンフレット買ったけど、道行く人をみていたら文庫本のようなものを持っていた。戯曲のシナリオ本?ほしい。今思うとCDも買っておけばよかったよ・・・。
 
4.The Fantastics (TKTS $41.5 H6)
d0036951_115815.jpg さすがに、あと2日しかないという夜。どうしようかな、と考えてダメもとで。なのに夕方18時過ぎにTKTSに行ったら、まだ少しチケットあるじゃないか。残り僅かの電光掲示板からポスターイメージの「110 in the Shade」と、通の先輩方のブログででていたと記憶があったこの作品と悩んで、記憶の方を選んだ。
 劇場というかライブハウスのような場所。実は最初に住所を見てもシアターの場所がわからず、うろうろしてしまった。この場所というところにはDuane Readeしかない。見つけた小さな入口から恐るおそる階段をあがって、行き過ぎて、違うフロアの違う演目の席についていたというミスもやった。その間違えた席でもらったPLAY BILLが薄っぺらだったので、もしかしたらOff Broadwayなのか?とよぎる。(帰ってチェックしたらOffでした)
 無事正しい劇場に入ると、それでも満席。小さなステージでマイク無しの演技と歌。今までの3つは本当に豪華な作品に思えてくる。だけど、とても丁寧なお芝居と、しっかりした歌は、別の意味での迫力満点。一番前の席にいたら、ほんの1mくらい目の前です。緊張感と高揚感がミックスされるようなエネルギーが溢れてくる。役者の小ネタも、客席とのアドリブも、ある意味力がないとできないことかも。一番後ろの席の私にもアイコンタクトを飛ばせるベテラン俳優たちがしっかりしている分、若い役者も活き活きとできるのかな。昔、小さな劇場とかテント小屋で座布団に座って観ていたころのお芝居が面白いって思い始めていた頃のことが蘇る。

 以上4本。
 他には映画化されたのに行ってない「Hairspray」や、映画はみている「Legally Blonde The Musical」も気になったけど時間足りず。新キャスティングを宣伝している「Chicago」とか、映画に出ていたオリジナルキャストの主役2人が7末からもどってくるよ!というポスターをみて「Rent」もまた行きたい。
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by imusam928 | 2007-07-15 08:09 | 2007 NY