のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
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團菊五月大歌舞伎(三幕)@歌舞伎座

 昨夜は歌舞伎座へ。夜の部三幕からしか行けなかったけど、急に知り合いからチケットを譲り受けラッキーな夜だった。
d0036951_1522350.jpg 神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)
と、題目は硬いけど別名「め組の喧嘩」とあるように、江戸の町風情をたっぷり味わえる、面白い内容だった。
 ”火事と喧嘩は江戸の華”というように、喧嘩っ早い江戸っ子の売った買ったの威勢のいいやりとり。め組の頭、辰五郎(菊五郎)は自分のシマで勃発した関取衆との喧嘩の火種をしっかり受けて立ち、堂々と仕返しに行くという話で、まさに命を懸けて喧嘩する。
 辰五郎が仕返し相手の相撲興行が終わるのを待ってるとは知らず、「仕返ししないなら離縁する!」とけしかける女房、我慢ならネエと子分たち。死にに行けと言うようなことだけど、「喧嘩をやめて」じゃなくて「黙ってるのは男じゃない」というのがすごい。
 芝居はべらんめえ口調でコミカルに感じるけど、「命を落としてもいい」「死ぬ気でいく」とセリフだけ追うとシビアでハードボイルド。火消の衣装に着替え、組衆と水杯をかわして出動する様子は何十人もの鳶衆が花道を駆け抜ける迫力。
 そんなめ組の火消が30人位、待ち受ける関取軍団?も20人近く。それで大喧嘩シーンがクライマックス。笑いありだけど、大立ち回りに大喝采!飛んだり跳ねたり走ったりの大騒ぎ。時代が時代なら、本当は私たち観客がやんやと盛り上がって芝居を熱くするんだろうけど、一瞬の笑いと拍手で応えるのが現代の精一杯なところかな?
 役者の見所は、め組の頭の辰五郎が菊五郎、その相手の関取が團十郎と海老蔵親子!!肉襦袢で大きなお相撲さんになっていたのに驚いた。肉襦袢だから着物を脱いで裸になってもお相撲さんなんだから・・・。もちろん、江戸時代はこんなにリアルな肉襦袢じゃなかっただろうけど、歌舞伎座の舞台上にお相撲さんが何人もいて喧嘩している図は愉快だった。でも海老蔵は肉襦袢でも舞台では本当に美しいね。
d0036951_1534897.jpg こんなに迫力のある賑やかな歌舞伎を見たのは初めて。歌舞伎なんて難しくて、と思う人でも大丈夫。最近興味をもちだしたので一緒に行った同行者もこれは面白かった!と喜んだ。歌舞伎座の舞台が想像よりずっと広いことにも驚いていた。建物老朽化で再建を考えてるそうだけど、こういうのこそ文化財で残して欲しいもの。

 わたしは最近見ていた演目が上方モノ(関西)が多かったせいか、は行がさ行になっちゃう江戸っ子の話しっぷりが新鮮だった。「てめぇはしっこんでろ!(引っ込んでろ)」とか(笑)。
 明日の千秋楽にはなんでもあり、なのが通例のようで、最後の喧嘩シーンでピコピコハンマーもってきたり、思い切り水をぶちまけたり、舞台上の小屋を破壊したり・・・とすごいことになるというのを裏方の人から聞きました。ここだけ見ても面白いよ、ってもう少し早く知ってれば、「幕見」で行きたかった!
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by imusam928 | 2007-05-25 01:23 | 観劇