のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
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オレステス@シアター・コクーン

d0036951_041524.jpg蜷川幸雄演出の「オレステス」はギリシア神話の舞台化。シェイクスピア作品はいくつか見たけど、同じ感じをイメージしていったのだが・・・ギリシャだった!!




いきなりステージに雨ザーザーなのは、蜷川演出ならではの「落し物」。石ころや椿の花ならいいけどずぶぬれの役者は大変だな・・・と余計な気遣い。その中でずぶぬれの中嶋朋子が長台詞を語るが、ギリシア神話ならではの難しい人の名前やら複雑な人間関係を説明されて、頭の中でぐちゃぐちゃだ。出演者だけでいっぱいいっぱいになる。でもどうやら不倫な妻が夫を殺し、それを知った息子=オレステスが母を殺した。それに手を貸した姉のエレクトラとともに処分が決まる直前で何とかして死にたくないと半狂乱ともいえる崖っぷちの状況をオレステスの藤原竜也がまさに体当たりで演じていた。
しかし、鬼の蜷川に選ばれて、鍛えられた役者は違う。難しい人の名前もシェイクスピア以上に回りくどく長い台詞も詰まることなく、いやそれどころか自分の本当の心の叫びかのように身体中のエネルギーとともに口から発している。今日明日にも判決が決まり処刑されるかもしれない心情、そしてその限界から自分の正当を前に出して、絶対生きるという術を見つけてからの反撃する殺気。いままでにみたお芝居とはちょっとちがう。
だが最後は太陽の神アポロンからの声(ほんとに声だけ)でこの先の進路が決められてしまうという・・・恐るべしギリシア神話!
衣装も主役は半裸のギリシアイメージ。ずぶぬれになるからこの方がいいのか?華奢なイメージの藤原君もちょっと身体作ってきましたね、という感じ。ちょび髭はどうかな?
他の蜷川作品や寺山ものなんかでどうってことない”狂気”の雰囲気に、ほぼ芝居初めてという友人は「肩がこった・・・」と一言。演劇通は中嶋朋子が大竹しのぶに見えたと。
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by imusam928 | 2006-09-17 00:20 | 観劇