のんびり続ける備忘録。   今年は節約しながら旅するのだ~


by imusam928
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金沢21世紀美術館へ

d0036951_115178.jpg年末は兼六園だけの金沢だったけど、また行ってきた。また、といっても以前より計画の旅程。金沢21世紀美術館の「Alternative Paradise~もうひとつの楽園」という企画展のキュレーターのギャラリートークと解説付きの鑑賞ツアーに行ってきた。
実は学芸員解説してもらっての美術鑑賞ははじめて。
自由に感じるのが芸術鑑賞と思っていたのだが、今回は現代アートの奥深さを味わえた良い体験だった。学芸員の存在がありがたかった。
d0036951_1174344.jpgまず学芸員さんから作品のスライドを見ながら作者についてとか作品完成への経緯などのエピソードを聞く。この大規模な企画展だが2人の女性の学芸員で企画構成を担当したそうだ。レクチャー後、実際にいっしょに作品を観てまわるのだが、そこでもいろんなコメントを適切にしてくれる。どんなところで育ったのか、創作ポリシーとか、こだわりとか、つくる過程の雰囲気、下絵を作るとかつくらないとか、作家の家族構成、この作品への思いなど。直接長い時間をかけて作家とやりとりされている彼女たちだからこそ知っていることばかり。しかしその秘められたエピソードを聞くだけで、一人で鑑賞しても「!?」としか感じないような作品も「へえ。」と興味がわいたりするのだ。
芸術鑑賞は難しく考えずに「好き」「嫌い」って感じることでまずはいいと思っている。とくに現代アートは自分の直感でしかない。(あと、そのときの精神状態とか?)しかし普通に見れば「訳わからん・・・」なものも、学芸員のちょっとしたひと言のおかげで味わい深い、新たな感動との出会いがあるのが不思議だ。当然「好きか嫌いか」は残るものもあるけど、「なるほど」って思えてくる。
d0036951_1142890.jpgこの美術館は建物のデザインや今までの企画などでずいぶん話題になっていたけど、その斬新なイメージの先入観とは違い、伝統工芸の小京都の中でとても市民に親しまれている区間だった。工芸美術を愛する文化の人たちだから美術館への敷居を低くできているのだろうか。有料の展示ゾーンはもちろんだけど常設のものやフリーゾーン(ライブラリーとか)は本当に単純に居心地が良い。とても洗練されたデザインの建物の中、市民が行き来している。赤ちゃん連れた親子が絵本見てたり、お年寄りがのんびりおしゃべりしたりとか。こんな美術館が近所にあったら、行くよな・・・わたしも。
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by imusam928 | 2006-02-02 00:57 | アート・芸術